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鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

京王電鉄

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京王電鉄は、東京西側に6路線84.7kmの路線を有する大手私鉄です。
路線は、本線系(京王線京王新線相模原線競馬場線動物園線高尾線)と井の頭線に分かれるが、うち本線系は1,372mm軌間井の頭線狭軌の1,067mm軌間となっています。

本線系の軌間が1,372mm(いわゆる馬車軌間)となるのは、その元となる元となる京王電気軌道地方鉄道法でなく軌道法によって建設されたことに起因しています。

1950年代には都営新宿線への乗り入れに向け標準軌への改軌も検討されましたが、莫大な費用や工事期間中の輸送力確保の問題から実現せず、現在に至っています。

(結局、都営新宿線京王線の軌道に合わせて建設されました。)

井の頭線では、早い時期(1962年)からステンレス車両の導入が進んでいましたが、京王本線系統ではその後も普通鋼製車体による車両の増備が続き、ステンレス車両が採用されたのは1984年に登場した7000系からとなりました。

旧5000系が導入された際もステンレス車体の導入は検討されましたが、当時は踏切が非常に多く(340か所)、事故の際の車体の修復を容易にするために普通鋼製車体とされたそうです。

京王線井の頭線とも通勤・通学輸送や地元利用の輸送がメインとなっている状況から、現在の所有車両(営業用)はすべてロングシート車となっていますが、2017年秋に導入予定の新型車両(5000系)ではクロスシートロングシートにも転換できるシート)が採用される予定です。

現役車両

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使用車両は、本線系では現在営業用として7000系・8000系・9000系の3形式が運用され、そのうち9000系が都営地下鉄新宿線への直通列車に使用されています。
また、井の頭線では3000系が2011年12月までに全車引退となり、現在運用される車両は1000系のみとなっています。

上記の新型車両(新5000系)は10両編成5本が京王本線に導入され、2017年秋から営業運転を開始する予定です。

 

 

 

京王電鉄 7000系

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↑ 京王線系統初のステンレスカーとして登場した7000系。

7000系は、京王線系統用としては初のステンレスカーとして、1984年に登場、1996年までに190両が製造されました。
6000系のマイナーチェンジ版で、車体寸法は基本的に6000系と同一とされ、外観上は6000系をそのままステンレスにしたような感じとなっています。
車体はプレス構造でフレーム角に丸味があり、初期に製造された車両はコルゲートを側面窓上下に備えていましたが、1987年以降に登場したグループではビートプレス車体に変更されました。
制御装置は、デビュー当初は回生ブレーキ付きの界磁チョッパ制御が採用されていましたが、2003年以降機器の更新が順次行われ、VVVFインバータ制御に変更されています。
側面等の帯色は当初赤色となっていましたが、2002年以降全車京王レッドと京王ブルーのツートンに変更されています。
当初は各駅停車専用となっていたため5両編成のみで運用されていましたが、その後輸送力増強により、2両・4両・8両などの編成も登場、中間車の製造や編成組み換えなども行われ、現在はより複雑になっています。
現在7000系は京王線の各駅停車から特急まで幅広く運用される他、競馬場線動物園線のワンマン運行でも使用されています。

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↑ 導入当初5両編成だった初期車はその後増結され、6両・8両編成などになっています。

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 ↑ 5両編成で登場した7709(7759)編成。現在は8両編成で運用されています。

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 ↑ ビートプレス車体となった7722(7772)編成。当初は8両編成でしたが、その後2両増結され、現在は10両編成となっています。

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 ↑ 6両編成の増結用として製造された7801編成、2015年より「TamazooTrain」として、動物園線で運用されています。

京王電鉄 8000系

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↑ 6000系以来のフルモデルチェンジ車として、1992年に登場した8000系。

8000系は、6000系以来20年ぶりのフルモデルチェンジ車として登場、1992年から1999年までの間に244両が製造されました。
車体は7000系同様軽量ステンレスの片側4扉20m車体で、前面から乗務員扉部分までが普通鋼製とされアイボリーに塗装されました。
側面の下降窓は2連のユニット構造とすることで窓面積を広げ、腰部分と台枠下部分に丸みを持たせています。
制御装置では、GTOによるVVVFインバータ制御が採用され、ブレーキは回生ブレーキ併用電気指令式、台車は7000系同様のボルスタ付き軸ばねタイプとなりましたが、8両の最終編成2本では、試験的にボルスタレス式台車を履いています。
休日などの特急などで分割運転を想定した4+6両の10両編成14本と、8両固定編成13本が増備されましたが、現在は分割運転を行う列車の設定がダイヤ上にないため、10両編成は京王線の各駅停車から特急まで幅広く運用され、8両編成は他形式と連結できないことから各駅停車を中心に運用されています。

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↑ 10両編成車の中間先頭車は、2011年以降、形式上サハ(付随車)扱いとなっています。

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↑ 前面から乗務員扉部分までが普通鋼製とされアイボリーに塗装されました。

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↑ 各駅停車で運用される8000系。

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↑ 6+4の分割編成ですが、現在は分割運転は行われていません。

京王電鉄 9000系

f:id:chibatrain:20170514211144j:plain ↑ 9000系は6000系の置き換え用として2001年に登場しました。

9000系は、2001年に登場した京王線の最新形式で、2009年までに264両が製造されました。
老朽化した6000系の代替えを目的とされたため、都営新宿線への乗り入れも考慮されています。
車体は7000系・8000系に続いて軽量ステンレス構造となりましたが、パネル工法により側面のビートがなくなった他、軽量化と車体強度向上のため戸袋窓が省略されています。
制御装置はIGBTを用いたVVVFインバータ制御が採用され、制御方式は8000系に続いて回生ブレーキ併用電気指令式、台車は8000系最終増備車と同じ、軸梁式軸箱支持ボルスタレス空気ばね台車を履いています。
導入当初では、まずは8両編成8本が製造され、単独での普通列車運用を中心に6000系を置き換えましたが、2005年に都営新宿線のATCが更新され、従来のシステムではできなかったVVVFインバータ制御車の乗り入れが可能となったことから、新宿線乗り入れ対応の10両編成20本が増備され、同運用を行っていた6000系を順次置き換えました。
現在、8両編成・10両編成とも他形式と共通で広く運用され、特に8両編成は7000系2連と併結して10両編成として運用されることもあります。
また都営新宿線乗り入れの運用は、10両編成直通対応車でおこなわれています。

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↑ 最初に導入された8両編成のうちの1本、9701編成

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↑ 10両編成直通対応車の9742編成

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↑ 直通対応10両編成車の9730編成。8両編成車とは、細部の設計が少し異なります。

京王電鉄 1000系 ①

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↑ 1000系は、3000系の後継型として1995年に登場しました。

1000系は、3000系の置き換え用及び井の頭線の輸送力増強用として1995年に登場しました。(営業運転は1996年に開始)
車体について、3000系同様ステンレス製車体が採用されましたが、従来の18m級から井の頭線用としては初の20m級となり、客用扉の数も片側3扉から4扉に変更になりました。
先頭部分のデザインは3000系更新車に近いイメージとされましたが、新たに非常用貫通扉を設置し、これを助士席側に寄せた構造となりました。
制御方式は井の頭線初のVVVFインバータ制御となりましたが、搭載機器については、導入時期や製造メーカーなどによって一部異なります。
現在5両編成29本(計145両)が在籍し、井の頭線のすべての列車はこの車両により運用されています。

今後、1995年から1998年にかけて製造された初期のグループ(1・2次車)については、2018年度を目途順次リニューアル工事が行われており、VVVFインバータ制御や主電動機、編成中のMTユニットの見直しなども実施されています。

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↑ 井の頭線初の20m級、VVVFインバータ制御車となりました。

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↑ 現在、井の頭線の運用はすべて1000系で統一されています。

京王電鉄 1000系 ②

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↑ 「ブルーグリーン」塗装の1715F編成です。

1000系のカラーは編成毎に異なり、前面及び側面帯に配してあります。
編成毎のカラ-は「ブルーグリーン」「アイボリー」「サーモンピンク」「ライトグリーン」「バイオレット」「オレンジベージュ」「ライトブルー」の7色のレインボーカラ-が設定されていますが、更に2012年10月以降は沿線の名所や魅力を表現した特別ラッピング車両も登場しています。

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↑ 「ブルーグリーン」の1722F編成です。上の写真(1015F)とは正面の行先表示器、側面のビート有無など、細部での違いが分かります。

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↑ 「アイボリー」の1709F編成です。

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↑ 「アイボリー」の1723F編成です。前面貫通扉の助士席側の窓枠が黒色になっています。

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↑ 「サーモンピンク」の1731F編成です。

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↑ 「サーモンピンク」の1703F編成です。初期に導入されたグループになります。

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↑ 「ライトグリーン」の1732F編成です。

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↑ 1732F編成は2009年に登場しました。

 

京王電鉄 1000系 ③

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↑ 「バイオレット」塗装の1726F編成です。

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 ↑ 「バイオレット」の1733F編成です。

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 ↑ 「ライトブルー」の1721F編成です。

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↑ ホームに停車中の「ライトブルー」1721F編成です。

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 ↑ 2012年10月に登場した、特別塗装「レインボーカラ-」の1729F編成です。

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 ↑ 沿線の名所や魅力(ハチ公、井の頭公園、神田川、あじさい、さくら)を表現しているそうです。