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CHIBA TRAIN NET

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

183系0番台/2005年12月引退

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↑ 特急あやめで運用される183系。 西千葉駅構内から撮影。

183系0番台車は、1972年にデビュー、1974年までの間に172両が製造、幕張区に集中投入され、以降最近まで房総特急の中核として活躍してきました。
183系は、走行距離が200kmを満たない近距離型の行楽特急用として設計され、外観、内装とも従来の特急の概念を打ち破る、新しいスタイルとしてデビュー当時は注目されたそうです。
概観上の大きな特徴としては、これまでの昼行特急はボンネットスタイルを採用してきたのに対して、、新し開業した総武本線東京駅付近の地下区間を走行するため、先頭部分に非常時の脱出口を設ける必要があったため、581系・583系同様の貫通型が採用されたことです。
また、前面上屋根上のヘッドライトは、信越中央本線での運用を考慮し、省略、パンタグラフも折りたたみ高さを抑える等とし、直流区間ならどこでも走行できるような配慮がされています。
側面では、従来の特急形車両では乗降口が片側1ヶ所が通常であったのに対して、183系では片側2ヶ所に増設されています。これは、房総地区の夏季海水浴シーズンの混雑・末端区間での普通列車としての使用が考慮されたものです。
アコモデーションでは、普通車では当時の国鉄として初めて簡易リクライニングシートが採用され、普通車のレベルが大きく上がっています。
その他、183系では、上記のように走行距離が比較的短距離の運用となるため、食堂車が始めから製造されず、車内サービスとしては、サロ183に社販準備室が設置されているのみとなりました。
こうした、あたらしいタイプの特急形電車としてデビューした183系は、1973年にはブルーリボン賞も受賞しています。
中央本線で特急「あずさ」などでも一部使われていましたが、基本的には房総特急専用で、「さざなみ」「わかしお」「しおさい「あやめ」「すいごう」はすべてこの183系でした。
編成は、グリーン車を含む9両編成でしたが、総武本線地下区間の急勾配での走行を考慮し、6M3Tの高い電動車比率とされました。
1982年に登場した特急「すいごう」からは、モノクラス6両編成も登場しています。
JR以降後は老朽化が目立つようになり、1993年に255系に置き換えられる形で一部で廃車が始まり、その後も中央本線等から1000番台車の転入による置き換えで、序々にその数を減らしてきました。
2004年10月にはE257系500番台車が登場すると、外房・内房線(「さざなみ」「わかしお」)の運用から撤退し、翌2005年12月のダイヤ改正では、「しおさい「あやめ」の運用からもはずれ、引退となりました。

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↑ 0番台車は、地下区間でも緊急時脱出を考慮し、前面に貫通扉が設けられました。

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↑ 特急さざなみとしての運用から撤退する直前の183系。前面の愛称幕がLED化されていました。

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 ↑ 東京駅の地下区間に乗り入れ。

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↑ 特急運用の後、回送されるところを撮影。