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CHIBA TRAIN NET

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

EF210/試作機

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↑ 1996年に登場したEF210の試作機。2005年に量産化改造が実施されています。

EF210の試作機(901号機)は、1996年3月に新製され、新鶴見機関区に配属、各種試験が実施されたのち、1997年8月に岡山機関区に転属しました。
量産機とは、車体側面1エンド側のルーバー形状や屋根昇降ステップの位置が異なる他、運転席窓の側面や運転台周りの塗装が若干異なります。
1987年に登場したEF200形機関車では、当時の貨物輸送需要の拡大に対応するため、国鉄・JRの機関車では最強となる1,600t 牽引を可能とし、VVVFインバータ制御の採用など当時の最新技術を盛り込まれました。
しかしながら、1994年には量産化も行われましたが、当時計画された1,600t 牽引は変電所の構造の問題やその後の景気の落ち込みによる貨物輸送の減少などのため実現せず、EF200形は本来の性能を出出し切れずに出力を落として運用される形となりました。
こうした反省から、EF210の導入にあたっては、変電所容量を考慮した上で所定の牽引性能が確保できる出力設定とされ、性能的にも従来機を置き換えることができるレベルとされました。
そのため、EF200同様GTO素子を用いたVVVFインバータ制御方式が採用されましたが、国内機関車では初となる、1台のインバータで2台のモーターを制御する1C2M方式が採用され、1時間定格出力は3,390kWとなりました。(EF200の1時間定格出力6,000kWを大きく下回った。)
一方で、1,300t 牽引で関ヶ原の連続勾配を登坂するためには、3,500kWレベルの性能が必要となるが、これに対応するため、新たに「30分定格」という概念を採用し、この30分定格で3,540kWの性能を確保する仕様となりました。(ようするに、関ヶ原を通過する30分の間だけ3,500kWの性能を出せれば良いという考え方。)
901号機は、2005年3月に量産化改造が実施され、主電動機は当初FMT3形(565kW)を搭載していましたが量産機と同じFMT4形に変更され、歯車比なども量産機と同一になりました。
パンタグラフは下枠交差形のPS22D形を登場以降ずっと搭載しています。

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 ↑ 新鶴見を出発するEF210-901号機の牽引するコンテナ列車です。 

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 ↑ 千葉機関区で見かけたEF210-901号機、側面の塗装の塗り分けが量産機とは異なります。

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 ↑ 側面の様子 その①

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 ↑ 側面の様子 その②

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 ↑ 側面の様子 その③