読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

CHIBA TRAIN NET

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

銚子電鉄 デハ1000形 旧塗装

f:id:chibatrain:20170402122222j:plain

↑ 笠上黒生で列車交換を待つ、旧塗装時代のデハ1000形です。

デハ1000形は、1994年に帝都高速度交通営団(現在東京メトロ)2000形を譲りうけた車両で、銚子電鉄初の全鋼製カルダン駆動車です。
元の営団2000形は、1959年から1963年にかけて、銀座線で運行されていた戦前製の旧型車の代替用と輸送力増強を目的として、104両が製造されたグループです。
営団2000形の譲渡にあたっては、営団の路線が第三軌条方式であったことから、一般の架線集電方式に変更しなければならず、また、営団2000形が片運転台であるのに対して、単行運転を考慮し両運転台に変更する必要があり、これらを含めて大規模な改造が施行されました。
営団2000形改造の両運転台ワンマン車は、9両が誕生し、本来は全車が日立電鉄に納入される予定でしたが、運用数の見直し等により2両が余剰となり、その分が銚子電鉄に譲渡されデハ1000形となりました。
両運転台化については種車の片運台に対して、他の車両の片運転台を接合する形で行われ、主電動装置やパンタフラフは営団日比谷線用3000系の廃車発生品を流用、台車についても営団の軌道が1435mmとなっていたため、富士急行5700形(元小田急2200形)の廃車で発生した台車に変更されました。
そのほか、ワンマン化改造も同時に施され、運賃箱や監視ミラーなども増設されました。
車内は、営団時代からのロングシートが並んでいますが、特徴的なのは、古い第三軌条方式の地下鉄では標準であった非常灯が残されていることで、この車両が地下鉄を走っていたことを物語っています。
所属する2両(1001・1002)のうち、デハ1001は1995年6月に正面衝突事故を起こしましたが、台車の交換を行った上で復帰し、現在も活躍しました。
デハ1001・デハ1002とも晩年は2回塗装変更が行われ、運用を続けてきましたが、デハ1001は2016年2月に、デハ1002は2015年1月にそれぞれ営業運転を終了し、引退となりました。

f:id:chibatrain:20170402122223j:plain

 ↑ 銚子駅に停車中のデハ1001。

f:id:chibatrain:20170402122224j:plain

↑ 非冷房でなので夏は暑く、走行中は窓は開けっ放しです。

f:id:chibatrain:20170402122225j:plain

↑ 観音駅に停車中のデハ1002。

f:id:chibatrain:20170402122226j:plain

↑ 元営団2000形ですが、同型としては日立電鉄にも譲渡されました。

f:id:chibatrain:20170402122227j:plain

↑ 仲ノ町駅付近を走行するデハ1001。

f:id:chibatrain:20170402122228j:plain

↑ パンタグラフは、営団3000系の廃車品を流用しています。

f:id:chibatrain:20170402122229j:plain

↑ シンプルな運転席の様子。