CHIBA TRAIN NET

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

京成電鉄 3500形 未更新車  

f:id:chibatrain:20170415124145j:plain

↑ 京成電鉄初のステンレスカーとして登場した3500形。

3500形は、京成電鉄初のステンレスカー・冷房車として1972年に登場、1982年までに4両編成24本(96両)が製造されました。
車体は、冷房装置を搭載ことから従来の車両よりも軽量化を図る必要があったため、普通鋼の骨組みにステンレス鋼の外板を張ったセミステンレス構造が採用されました。
前面は切妻で、前照灯や尾灯は腰部分に配置されました。
列車種別表示は貫通扉上に配置されましたが、行先表示と一緒で小さく見えにくいため、貫通扉に手差しの種別表示が設けられました。
主回路制御方式は、界磁チョッパ制御も検討されましたが、乗入れ先である都営浅草線の当時の規制の関係から、全車とも従来の弱め界磁制御を行う抵抗制御とされました。
駆動方式はWNカルダン方式で、台車は住友金属工業製S形ミンデン方式に統一され、主電動機は編成毎にメーカーは異なるが同一設計のものが採用されました。
側面の帯は、登場時はファイアーオレンジ色でしたが、1992年以降は赤と青のツートンに変更されました。
車内は3300形に準じ、天井のエアーダクトは扇風機と併用、窓も2段式となりました
1996年以降、大規模な更新化工事が開始されましたが、セミステンレス車体の内部の腐食は著しく、工事費用も当初の計画よりも大幅に増えたことから、更新工事は途中で打ち切られ、40両が未更新のまま継続使用されました。

その後、未更新車は4両編成にまとめられ、自社内で限定的に運用されてきましたが、2003年の新3000形登場以降、本格的な廃車が開始され、最後まで残った3588編成も2017年2月に引退となりました。

f:id:chibatrain:20170415124146j:plain

↑ 冷房装置が搭載されたのも、京成電鉄では最初の車両。

f:id:chibatrain:20170415124147j:plain

↑ 京成津田沼駅に停車中の3500形未更新車

f:id:chibatrain:20170415124148j:plain

↑ 前面は切妻のシンプルなデザインです。

f:id:chibatrain:20170415124149j:plain

↑ 1996年以降、更新工事が実施されましたが、40両が未更新のまま残りました。

f:id:chibatrain:20170415124150j:plain

↑ 最後まで残った3588編成も、2017年2月に引退となりました。