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鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

EF10-35号機(保存機)

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 ↑ 関門トンネルの初代専用機関車であるEF10は、35号機が九州鉄道記念館に保存されています。

 EF10は戦前を代表する本線貨物用電気機関車で、東海道本線丹那トンネル開業に伴う電化区間延伸に備え、EF52やEF53をベースに開発され、1934年に登場、本州各地の直流電化区間で活躍しました。

そのうち、1939年から製造されたグループ(後期形)は、世界初の海底トンネルである関門トンネル開通に合わせた増備された専用機で、3年間で17両が製造されました。

このグループ(後期形)は、勾配のきついトンネル区間での運用を重連で牽引できるよう、総括制御装置を搭載し、後継機となるEF30が登場するまで、「関門の主」として活躍しました。

EF30が登場した後は、門司機関区に所属していたEF10は本州各地に転属し活躍を続けましたが、1983年までに全車引退となりました。

EF10のうち、門司の九州鉄道記念館に保存される35号機は、EF10の最終増備車となる4次型のうちの1両で、製造時から総括制御装置を搭載していました。

屋根のモニター上にある大型のガーランド式ベンチレーターが特徴で、棒台枠台車はHT56Aを採用していて、戦局悪化前に頑丈に作られた最後の機関車です。

※ 写真は2008年7月に九州鉄道記念館を訪問した際に撮影したものです。

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 ↑ EF30登場後も全国各地に転属し、1983年まで活躍しました。

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 ↑ 側面の様子 

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 ↑ 反対側から撮った写真