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鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

【活動記録】東急世田谷線(2013年11月) その1

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 ★旧ブログの過去の記事から、2013年11月上旬に東急世田谷線を訪問したときの記事をまとめました。

2013年11月上旬に、東急世田谷線を訪問しました。

世田谷線は、三軒茶屋駅と下高井戸駅を結ぶ5.0kmの路線で、軌道法の適用となる路面です。

路面電車とはいっても、ほぼ全区間が通常の軌道で路面併用軌道はありません。

ホームは低く、架線は直接吊架で架線中も非常にシンプル。

高速鉄道のイメージがある東急のくせに、車両は小さく編成は短くノロノロ運転。

地方に行けばこのような鉄道は他にもいくつかあるのでしょうが、東京ではこのような鉄道は貴重です。

自分はいつもは車両を中心に撮っていますが、今回はこうした鉄道の設備などの写真も多く撮ってきました。

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今回は、三軒茶屋から世田谷線に入りました。

三軒茶屋の駅はこのように立派なもので、さすが大手の東急といったところ。

路面電車の駅舎とは思えない雰囲気です。

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三軒茶屋駅の構内はこのような感じです。

列車は1編成しか入線できません。

そのため、列車は到着するとすぐに乗客を入れ替えて折り返しで出発していきます。

平日朝夕の混雑時間帯には4~5分間隔で運転されていますが、この設備でこの運用はけっこう大変なのでは…

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 三軒茶屋駅のホームから下高井戸方面を撮った写真ですが。

線路がくねくねしていて、小型の車両でないと通過できません。 

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某駅で撮った駅構内の写真です。(どこの駅だか忘れました。)

さすが路面電車ということで、パンタグラフと接触する電線(トローリー線)は1本のみです。

この写真のように、橋渡しに渡された線(スパンビーム線)に止め金具をつけ、直接トローリー線を取り付ける方式を直接吊架方式といいます。

直接吊架線はシンプルな構成で設備も簡単なのが利点ですが、弾力性に乏しいので高速運転には不向きで、50km/h 程度のスピードが限界といわれています。

そのため、現在の高速鉄道ではこの方式は殆ど採用されず、専ら路面電車などで使われています。

関東地域だと、都電荒川線やここ東急世田谷線銚子電鉄などで見ることができます。

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通常の高速鉄道のホームの高さに慣れてしまっている人にとっては、世田谷線のホームに立つと、その低さを実感します。

電車が小柄なので、この程度の高さが一番良いようです。

以前は世田谷線のホームの高さはもっと低く、使用されていた旧型車も床が高かったので、車両出入口にはステップもあり、乗降の不便さは長年の懸案事項になっていたそうです。

1999年に低床車両の300系が導入され、2001年に旧型車がすべて置き換えられたタイミングで、世田谷線の各駅ホームの嵩上げが実施され、このときにバリアフリー化が実現しました。

300系にも、初期に導入された6編成には旧型車と同様のステップが設置されていましたが、その後導入された編成ではステップは設置されていません。

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 世田谷線で運用されて車両は300系です。

 306Fはレリーフイエローという黄色で塗装されています。

幸せを呼ぶ黄色い電車です。

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 モーニングブルー(水色)の302Fとサンシャイン(赤色)の308Fの並びです。

現在、世田谷線は300系のみで運行されていますが、各車両ごとに塗装色が異なるので、見ていて飽きません。

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停車中のバーントオレンジ(朱色)の309編成です。

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 西太子堂駅若林駅の間に環状7号線との平面交差(若林踏切)がありますが、ここは、世田谷線の中で数少ない、路面電車らしさを味わえるところとなっています。

ここは、鉄道側の信号が道路側の信号と同期していて、電車が来たら環状線の車などを止めるのではなく、信号(交通信号)が変わるまでは電車も止まって待つ仕組みになっています。

写真は、下り列車が信号が変わるのを待っている様子です。

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若林踏切で、電車が止まっていない写真です。

ここのように信号機によって進行と停止の指示が行われる踏切は、警報機も遮断機もないため、第4種踏切に分類されるそうです。

ここの場合は、信号機で交通整理が行われているので、道路交通側に一旦停止の義務はありません。

かつてはここにも踏切警報機とワイヤーを使った昇開式の遮断機が設置されていましたが、環状7号線側の交通量が爆発的に増加した為、1966年にこれらが撤去されて今のような形態になりました。 

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 若林踏切で、道路側の車両が踏切を渡り、それを電車が待っているところです。

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宮の坂駅では、かつて世田谷線でも使用されていた江ノ電601号が静態保存されています。

車体は江ノ電時代の車両番号や社名標記が残っていますが、車体は東急時代のライトグリーンに塗装されています。

 

(「東急世田谷線(2013年11月)その2」に続く。)