185系は、急行形の153系の置き換え用として1981登場した車両です。
117系をベースとし、153系同様に急行「伊豆」と間合で東海道本線の普通列車でも使用されることを前提に構想が進んでいましたが、その途中で急行「伊豆」を特急に格上げする方針が打ち出され、最終的に特急形車両となりました。
その為、車体の構造や走行機器などは、従来の特急形車両よりも117系と共通する部分が多く、普通車の座席では117系用を改良した転換クロスシートが使用され、窓は手で開閉可能など、今までとは異なる仕様となりました。
特に転換クロスシートについては、従来のリクライニングシートに比べて見劣りし評判は悪かったことから、 1990年代後半以降実施されたリニューアル工事でリクライニングシートに交換されました。