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鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

【活動記録】豊橋鉄道 渥美線(2016年7月) その1

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 ★旧ブログの過去の記事から、2016年7月末に豊橋鉄道渥美線を訪問したときの記事をまとめました。

渥美線は、豊橋を起点として渥美半島に伸びる全線単線のローカル線で、元東急の車両が3両編成で走っています。

起点の新豊橋駅はJR線の隣端の近代的な駅ビルの中にあり、ホームも写真の通りの1面2線で、とても綺麗でした。

開業時は、単式ホーム1面1線を持つ地上駅で駅舎は平屋、現在よりも50m東側に位置していたそうです。

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 豊橋鉄道渥美線は、数年前に一度、鉄仲間と訪問したことがあるのですが、そのときはちょうど台風ので接近のため豪雨が続き、景色や車両を楽しむ余裕が全くありませんでした。

そのため今回あらためての訪問になったのですが、今回は半日渥美線で過ごすことにしました。

今回、前回訪問したときとは大きく変わっていたことが二つありましたが、その一つが、走っている車両の外観です。

車両そのものは数年前と同じですが、外装のデザインがリニューアルされ、前面の印象も大きく変わっていました。

因みに、大きく変わったことのもう一つは、終着駅となる三河田原駅の構内と駅舎ですが、このことは後で取り上げます。

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 豊橋鉄道1800系の車内の様子です。

ここで活躍する1800系は、元は東急7200系で、2000年に導入されました。

外装デザインは、かつての東急時代から大きく変わっていますが、車内は、一部座席のモケットやはり化粧板などが更新されているものの、基本的には東急時代のままなので、これに懐かしさを感じる方も少なくないと思います。

ところで、渥美線では1997年に架線電圧を600Vから1500Vに昇圧が実施され、その際に名鉄から7300系の譲渡を受け、全ての車両を入れ替えました。

しかしながら、この車両の加速性能がすこぶる悪く、昇圧と同時に実施された増発(15分間隔→12分間隔)に伴うスピードアップに対応できなかったことから、わずか3年で再度全車両を入れ替えることになり、東急7200系が渥美線に導入されたそうです。

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高師駅に到着した、1800系1801F編成です。

現在、渥美線で運行されている車両は全て1800系で統一されていますが、これら車両は、現在「カラフルトレイン」として運行されています。

これは、1年を通じて様々な花の咲く渥美半島イメージをテーマとし、10種類の異なる花々のデザインをそれぞれ在籍する10編成それぞれに施し、運行するというものです。

このため、ホームで待っていても同じ形式ながら毎回異なる色・デザインの車両がやってくるので、飽きることはありません。

写真の1801F編成のテーマは「ばら」で、赤を基調としています。

「ばら」は、農業出荷額では田原市が市町村別で全国トップだそうです。

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豊橋鉄道、高師駅構内の新豊橋駅方面を撮った写真です。

高師駅は、渥美線の主要駅で、車両区・運用区なども備えた運用上の要となる駅です。

ホームは1面2線の島式で、バナナのように多少湾曲したカーブ区間に設置されています。

写真では、更に右側に1本側線が出ていますが、この側線は構内の三河田原駅側に設けられた車両基地に続いています。

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1804Fひまわり編成による上り列車が停車中の高須駅です。 

列車交換がない限り、高師駅では同じ番線に上り列車も下り列車も停まっているようです。

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豊橋鉄道1800系は、東急7200系の譲渡車ですが、7200系は電動車と付随車(制御車)の自由な組み合わせにより、経済的な編成が組成できるように、1M方式となっています。

導入されたのは、Mc(デハ7200形)、M(デハ7300・デハ7400形)、Tc(クハ7500形)の4形式で、中間車の付随車はありません。

豊橋鉄道に譲渡された際、編成は1M2Tの3両編成となり、上り側先頭車が付随車とされました。

中間車は全て電動車ですが、譲渡時のタマ数の関係からか、先頭車の運転台機器を撤去して中間車として組み込まれているものもあります。

なお、豊橋鉄道譲渡後の形式は、モ1800形(元デハ7200形で、下り側先頭車として使用するもの)、モ1810形(元デハ7200形で中間電動車として使用するもの)、モ1850(元デハ7300形及びデハ7400形)、ク2800形(元クハ7500形)の4形式となっています。 

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高師駅は1面2線の島式ホームを有していて、そのホームには、写真のような階段があります。

階段の先、線路を越えたところに駅舎と改札口があり、改札と線路の間には構内踏切があります。

通常は、ホームは片面しか使用されないの問題ありませんが、この駅で列車の行き違いを行なうときは、階段は邪魔になるのでスライド式の鉄板で塞いでしまい、更に構内踏切も閉じてしまうので、ここが使えなくなります。

そのときは、改札からホームへの移動は、ホームの北にもある階段で行なうそうです。

全国では他にもこのような例はあり唯一ではないかも知れませんが、珍しい階段ですよね。

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高師駅構内の下り、三河田原側は、本線の両脇に側線があり、向かって左側には車両基地があります。

写真では、右から2番目の真っ赤な1800系(1801F編成)が走っている(後追いで撮影)のが本線で、その左側が車両基地になります。

この車両基地では、2001年4月に構内で火災が発生し、休憩室のある建物が全焼、検修建屋(18m車両2両2本分収容可能)が半焼しましたが、この後、検修建屋は新しく建て替えられました。

なお、この火事が発生した際に車庫に留置してあった1800系のうち2両がその被害を受け、使用不能となりました。

この為、部品取り用に確保してあった、予備車2両が整備され営業運転に就き、更に2008年に上田電鉄から同型の車両(元東急7200系)2両の譲渡を受け、さらに残っていた予備車1両と編成を組み、3両編成で営業運転に就きました。

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豊橋鉄道1800系の1802F編成です。

この編成は「ハマボウ」という植物をデザインし、茶色がイメージカラーとなっています。

ハマボウは、本州南部や韓国済州島奄美大島などに生息する植物で、夏の盛りに鮮やか夏レモンイエローの花を咲かせる、ハイビスカスの仲間だそうです。
渥美半島が自生する北限となっていることから、ハマボウは愛知県の天然記念物に指定されています。

1802F「はまぼう」は、残念ながら、今回訪問したときは運用されておらず、検査中なのか、編成をバラして車庫で寝ていました。 

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こちらも検査中のようでバラバラになっていた1808F編成です。

カラーリングは緑で「椿」号です。

「ツバキ」は有名な植物ですが、自分はあまり詳しくないので・・・ 

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 高師駅の車両基地で休む、クレーン付きのモーターカー。

北陸重機製のものかと思われましが、詳細は不明です。

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豊橋鉄道カラフルトレイン、1804F編成「ひまわり」号です。

この編成のテーマとなっている「ひまわり」は、暑い夏のイメージがありますが、渥美半島でも道路沿いや「サンテパルクたはら」(沿線にある、農業をテーマとしたテーマパーク)などでも楽しめることから、選定されました。

1804F編成は、渥美線に入線された当初は「なぎさ」号の愛称が与えられ、車体側面は青でラッピングされていました。

2013年にカラフルトレイン化されましたが、その夏のイメージが継承され、青基調のデザインとなったようです。

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豊橋鉄道1804F「ひまわり」編成の車内です。

この編成は、その他の編成とは異なり、内装もご覧の通りカラフルで、座席のシートは青系統の色、つり革も青色で統一されていました。

この内装は、かつて「なぎさ」号として運用されていたときからこのようになっていたそうですが、夏に乗ると癒されて良さそうです。 

豊橋鉄道 渥美線(2016年7月) その2」へ続く。