↑ TX-2000系はTX-1000系と同じく開業時より同路線の主力として運用されています。
TX-2000系は、TX-1000系同様、つくばエクスプレス開業時に導入された車両で、2003年3月に先行試作車6両編成1本が登場、その後2004年1月から7月にかけて量産車6両編成15本が増備され、2005年8月のつくばエクスプレス開業と同時に営業運転を開始しました。
同時期に導入されたTX-1000系をベースに設計され、車体はTX-1000系同様のアルミダブルスキン構造の20m級4扉、幅広車体で、日立製作所製のA-trainです。
外観上は、基本的にはTX-1000系と同様ですが、TX-2000系は高圧の交流区間を走行するため、屋根上のパンタグラフ周辺は絶縁のための碍子が多数設置されています。
また、車両番号を示すプレートはTX-1000系の青に対して、TX-2000系では赤となっています。
車内の座席はTX-1000系同様にロングシートを基本としますが、TX-1000系がオールロングシートであるのに対して、TX-2000系では中央部分の2両(2号車・5号車)はボックスシートとロングシートの混在するセミクロスシート配置とし、クロスシートのうち通路側の座席には肘掛部分に収納式テーブルを装置しています。
TX-2000系はつくばエクスプレス全線(秋葉原-つくば駅間)ですべての列車種別で運用され、特に快速・通勤快速の全列車と大半の区間快速で使用されています。
今後、朝通勤時間帯の混雑緩和対策として、一部の編成でボックスシートをロングシートに改造する予定です。
(ロングシート化は、交直流型車両全23編成中16編成に実施するとしか発表されていませんが、おそらく開業時に導入されたグループがその対象となるものと思われます。)
↑ 交直流型電車で、秋葉原駅-つくば駅間の全区間で運用されています。
↑ 運転席側側面の様子。
↑ 側面の様子。列車番号を示すプレートが赤いのが特徴です。
↑ 交直流型電車の為、屋根上パンタ周りは複雑になっています。