↑ アルミ車体の採用された7000系。
7000系は1975年に登場した通勤形車両で、1985年までに80両が導入されました。
(1986年以降に増備された第12次車以降の7000系については、新7000系として区別し、別途掲載予定。)
車体は20m級4扉のアルミ車で、基本的には先に登場した2100系・5100系に準じた車体構造ですが、ロール材などを活用した設計見直しにより、6000系に比べて大幅な軽量化が図られています。
冷房装置は集中型のものが製造当初より搭載され、屋根上にはこの他に室内換気用ガーランド型のベンチレーターも設置されました。
車内は全てロングシートで、生地の色は当時の相鉄標準であったオレンジ色を採用、側面客室窓は1段下降式でパワーウィンドウ仕様。
動力車は2両を1組とするMM’ユニット方式で、1C8M制御を採用しています。
制御方式は通常の抵抗制御で、主電動機は直流直巻電動機、回転力の伝達方式は直角カルダン駆動方式となっています。
台車は板バネに空気バネを採用したもので、動力車・付随車ともディスクブレーキを車輪の外側に装着した特徴的なものが使用されています。
ブレーキ方式は応答性に優れた電磁直通ブレーキ式で発電ブレーキは装備されていません。
導入当初は4両編成2本による8両編成と6両編成の2種類でしたが、その後一部を除き7両編成に組み替えられ、2000年代には8両編成10両編成に組み替えられて運用されていました。
2006年度に10000系に置き換えられる形で8両1本が廃車となりましたが、本格的な廃車は2008年以降に11000系の導入が開始された以降に始まり、2016年4月現在では8両編成3本が残るのみとなっています。
↑ 2008年以降、本格的な廃車が開始されその数を減らしています。
↑ 運転台付近の様子。
↑ 運転席側側面の様子。
↑ 側面の様子。
↑ ディスクブレーキがむき出しになった、特徴的な台車です。