地元小湊鉄道にトロッコ列車が走るとの情報を聞いたのが、2015年秋のこと。
小型SL風のディーゼル機関車に2軸貨車4両を連結して上総牛久から先の区間で、週末に運用されること。
営業運転が開始されたら少ししてから撮りに出かけようと思っていましたが、開始わずか2日でトラブルにより運休となったため、翌年の運行再開を待ってからの訪問となりました。
小湊鉄道を訪問したのは2016年4月3日(日)、天気は曇り、五井駅からの回送も撮りたかったので、朝早く上総牛久駅を訪問しました。
上総牛久駅の1番ホームでしばらく待っていると、普段見慣れている駅構内に、遊園地で動くおとぎの列車のような小さな列車がやってきました。
先頭の機関車は蒸気機関車の恰好をしていますが、中身はボルボ製のエンジンを搭載したディーゼル機関車で、迫力はありません。
見かけよりもすっと静かに2番線ホームに停車しました。
11月の運行開始直後に発生したトラブル原因となった「サイドロッド」は外されていました。
多少面白さに欠けますが、仕方ないところです。
全体的に小さい列車。
小湊鉄道のイベント列車としては、これくらいの大きさ・長さがちょうど良いですね。
2番線ホームの前面から撮った写真です。
機関車が少し綺麗すぎかも知れません。
模型なら、艶消しのスプレーをかけたいところ。
SLトロッコ列車としては雰囲気は十分に出ており、乗って十分に楽しめそうです。
足元から水蒸気を噴出。凝った演出です。
石炭の香りはしませんが、十分に雰囲気は出ています。
水蒸気で周辺がいっぱいになっています。
足元から水蒸気を出している様子を前面から撮影。
かつて、ここを走っていた蒸気機関車もこんな雰囲気だったのでしょうか。
五井駅からの接続列車が到着。
この列車から多くの乗客が「里山トロッコ」列車に乗り換えます。
タブレットを駅員さんが運転手に渡します。
本物のタブレットです。
小湊鉄道線のうち、ATSによる自動閉塞式区間は五井-上総牛久間のみ。
上総牛久-里見間は票券閉塞式、里見-上総中野間はスタフ閉塞式となっています。
列車は下り方面に向けてゆっくりと出発していきました。