↑ デキ300形は、1967年に3両が導入されました。
秩父鉄道デキ300形は、1967年に日立製作所で3両が新製されました。
主要寸法や車両性能はデキ200形と殆ど同一ですが、200形の扱いが面倒であった特殊な部分を通常の仕様に戻した形態となっています。
足回りは、台車が一般的な軸ばね式となり、ボルスタは揺れまくら式でコイルばねにオイルダンパを併用して乗り心地の改善を図っています。
制御段数は取り扱いを考慮して16段とされましたが、空転時には自動的に各台車の進行方向前寄りのモーターを弱め界磁にして再粘着させる方式が採用されています。
外観上の変更点としては、ヒサシがなくなり避雷器の設置が屋根上に変更されました。
前照灯はデビュー当初は白熱灯でしたが、のちにシールドビーム化されています。
デキ300形は、現在も3両全車が活躍中です。
↑ 石灰石を満載にしたホッパー列車を牽引するデキ303。
↑ デキ200形の一部仕様を普通に戻した形で設計されました。
↑ 前照灯は現在はシールドビーム化されています。
↑ 車体や寸法は、デキ200形とほぼ同じです。