上り列車として高尾駅に到着後、構内の側線で休む211系です。
長野地区の211系は、全て東海道本線や東北本線・高崎線及び房総地区で使われていた車両が転用されていますが、転用前は10両又は5両で編成され、最大15両で運用されていました。
長野地区では、6両編成と3両編成の2パターンで運用されていますが、この編成は以前はありませんでした。
6両編成については、東海道本線で運用されていた、基本番台(セミクロスシート仕様)及び2000番台(ロングシート仕様) のうちサロ以外の車両が改造・転入となり、基本番台6本、2000番台8本が導入されました。
6両編成の内訳は、MM'2ユニットの両端に制御車を連結した4M2Tです。
3両編成については、東北本線や高崎線、房総ローカル線で運用されていた1000番台(セミクロスシート仕様)・3000番台(ロングシート仕様)のうちサハ以外の車両が改造・転入されました。
これらの番台は、将来地方路線に転用した際に3両編成が組めるように、東海道本線用にはない電動制御車(クモハ)が用意されていた為、これを活用し、2M3Tの5両基本編成からサハ2両を抜く形で2M1Tの3両編成が組まれました。