1962年に上越線の長岡-新潟間が電化されると、関西地区の70系が新潟地区に転属し、その後横須賀線などからも順次転属が進み、同地区のローカル輸送に使用されました。
配属は長岡第二機関区(長岡運転所)で、上越・信越線などで活躍、外装は、豪雪地帯で目立ちやすい色ということで、赤と黄色のカラー(通称:新潟色)に変更され、1976年以降115系が投入されるまで活躍していました。
鉄道コレクションでは、中央東線セットと同時に、上越線4両セットとして製品化されました。
以下、1両毎に解説。
↑ クハ76029
長岡に転属の際、スノープローやデフロスタなとの寒冷地装備が装備されています。クハ76029が一次型のため、台車は板ばね式のTR45を履いています。
↑ モハ70025
これも1951年に製造された一次型グループに属し、台車はDT16を履いています。パンタグラフ側側面に窓があるのが特徴で、貫通扉上にはよろい戸状の通風口があります。
↑ モハ70097
4次車(1956年から1957年にかけて増備されたグループ)に分類される中間電動車で、台車DT20A。非パンタグラフ側に回送用の簡易運転台を備えています。
↑ クハ75006
1651年に製造されたサロ46(後のサロ75)の初期車を先頭車改造した車両で、新潟転出での短編成化に伴い、制御付随車の不足に対応したものです。先頭の運転台は103系にも似た切妻非貫通型となりました。
↑ 2枚窓前面の様子。
↑ クハ76の運転席側側面の様子。スノープロ―がついています。
↑ モハ70の側面の様子。
↑ パンタグラフ付近の様子。
↑ クハ75はサロの先頭車改造されたため、切妻形となっています。
↑ クハ75の側面の様子。元グリーン車なので窓配置が他とは違います。
↑ 右がクハ75、左がモハ70です。窓配置の違いが分かります。