大宮工場で、EF64が検査を受けている姿です。
全般検査では、機関車が入場した後、最初に台車と車体が切り離され、パンタグラフや屋根が取り外されます。
車体内部の電気機器等も外されて、各部品がそれぞれの修繕場所に送られてメンテナンスが行われます。
台車も同様に細かく分解されます。
車両工場を見学すると、台車が外され、車体が宙吊りになり、写真のような「もぬけの殻」状態の機関車を見ることが出来ます。
よく「全般検査とは車で言うところの車検のようなもの」という説明を聞いたりしますが、乗用車の車検ではここまでやらないですよね。
まさに「オーバホール」です。
機関車が入場してから出場するまでどれくらいかかるのでしょう。
ここまで細かく手間とコストをかけて、鉄道の安全は担保されているのですね。