↑ 常磐線へのE231系の投入は、2002年から2003年にかけて行われました。
常磐線快速への E231系投入は、老朽化した 103系の置き換え用として 2002年3月から2003年にかけて集中的に行われました。
中央・総武緩行線同様に基本番台車が導入されましたが、山手線用の 500番台同様に情報提供装置(VIS)が搭載され、車内案内表示器が LED2段になった他、分割併合に対応する機能も追加されました。
車両の帯は常磐線快速線ラインカラーのエメラルドグリーンで、車両落成時は単色でしたが、営業運転開始の際にライトグリーンが追加されています。
乗務員室扉も車両落成時は無塗装でしたが、営業開始までにグリーンに変更されています。
当初は基本編成 18本(180両)と付属編成 20本(100両)を新造し、すべて松戸電車区に投入、同区の 103系をすべて置き換える予定でしたが、常磐線の中距離列車用のE531系の投入計画に伴い、最終的には基本編成 17本(170両)と付属編成 19本(95両)の配置となりました。
E231系の運用範囲は、常磐線(上野-取手間)及び成田線(成田-我孫子間)で、最大15両編成(基本10両+付属5両)で運用されています。
取手以北は交流区間となるため乗り入れることはできず、成田線では成田-我孫子間のローカル運用でも使用されています。
2015年3月の上野東京ラインの開業に伴うダイヤ改正では、運用区間が品川まで延長されましたが、これに伴う車両付属を補うため、三鷹車両センターから基本番台 10両編成2本が松戸車両センターに転入し、基本編成は 19本の配置となりました。
↑ 最大15両編成で運用されています。(通勤タイプとしては最大)
↑ 我孫子駅に到着するE231系による上り列車。
↑ 帯はラインカラーのエメラルドグリーンにアクセントとしてライトグリーンを合わせた配色です。
↑ 基本編成と分割編成の併結部分が切り離されたところ。
↑ 分割・併合の様子は、我孫子駅で見ることができます。