↑ 205系600番台は、元京葉線用0番台車の改造車です。
205系600番台は、元京葉線で運用されていた0番台車からの改造車で、2013年より日光線・宇都宮線ローカル地区用として導入されました。
編成は2M2Tの4両編成とされ、客室は腰掛下のヒータを増強、クハ205の後位に車椅子対応の便所と車椅子スペースを新設されました。
扉は半自動式となり出入口の内外にスイッチを新設、開閉チャイムとレールヒータも設置されました。
パンタグラフはシングルアーム式の PS33形に換装されたとともに、前位方向にも1基追加されました。
その他、先頭連結器には宇都宮線での併結運用を考慮して電気連結が追加され、滑走防止対策として従来の砂まき装置に変えてアルミナを使用する増粘着剤噴射装置(セラジェット)を装備、ブレーキ関係では抑速ブレーキ・耐雪ブレーキが追加されました。
205系600番台は、小山車両センターに4両編成12本が導入されましたが、うち4本が日光線用として使用され、2013年3月から107系を置き換え営業運転を開始しています。
側面及び前面のラインカラーは、クラシックルビーブラウン・ゴールド・クリーム10号で、車号標記も従来に合わせて車端に小さく標記、前面及び側面の行先表示字幕は茶色地に白抜き文字とし、レトロ調のデザインが採用されました。
従来の 107系では、各編成毎に異なる「日光」をモチーフにしたシンボルマークが表現されていましたが、205系でもこれを踏襲し、各車両の側面にデザインされています。
↑ 2M2Tの4両編成で、先頭部には電気連結器も追加。但し、日光線では通常運用で解結作業は行われない。
↑ 小山車両センターに配置される12本のうち4本が日光線用で、2013年3月のダイヤ改正から運用を開始しました。
↑ 日光線用の206系600番台4編成は、外装同線専用のカラ-となりました。
↑ 運転席側サイドの様子。107系から引き継いだシンボルマークが張られています。
↑ 側面の様子。
↑ クハ204の車端部の様子。便所設置部分の側窓が埋められ、床下には便所用のタンクが設置されています。
↑ 600番台では、更に1基パンタグラフが追加されました。