CHIBA TRAIN NET

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

209系 京浜東北線

f:id:chibatrain:20180506193155j:plain

 ↑ 1993年から量産化が開始された209系。京浜東北線では2010年1月まで運用されていました。

 209系は、1992年に試作車として登場した「901系」10両編成3本3を経て、翌1993年2月から量産が開始されました。

京浜東北線への 209系量産車の投入は、上記の1993年2月から1997年2月の間に行われ(1次車~9次車)、試作車の 901系3編成も量産化改造され 209系900番台車となり、10両編成 81本が揃いました。

体は製造メーカーによって違いが見られ、東急車輛製造は従来からの骨組み工法を改良して対応したのに対して、川崎重工では新しく開発したシート貼り合わせ工法(2シート工法)を採用し、外観(窓枠隅の丸みや妻面のビート有無など)で差異が見られました。

内装でもメーカーによる差異が見られ、川崎重工業製では FRP製の内装パネルをビスで固定する方法が使われました。

前面のデザインは「ブラックマスク」を基調に白い FRP製の大型成型品で覆われたものとなり、側面はビートのないフラットな形状で、扉間の窓は大型の1枚固定窓となりましたが、2005年以降は、固定窓のうち4箇所を上段下降、下段固定窓に改造されました。

エクステリアは基本の無塗装で、前面と側面の帯はラインカラーの青となりました。

車内はオーソドックスな4ドアロングシートで、座席間にスタンションポールが入れられ、吊手は出入口部分にも取り付けられました。

側面窓には線吸収ガラスが採用されたため、カーテンが廃止されました。

1995年に登場した6扉車(サハ208)では、折り畳み式シートがバケットタイプとなり、205系よりも座り心地が改善されました。

制御方式は GTOサイリスタ素子による VVVFインバータ制御で、主電動機はかご形三相誘導電動機(MT68)が搭載されましたが、粘着性能の向上により編成比率が見直され、従来(205系)6M4Tから4M6Tに変更、機器類が削減され削減製造コストの削減や軽量化にもつながりました。

最高運転速度は 110km/h。

台車は構造を簡略化した新開発の軸梁式ボルスタレス台車が採用され、ブレーキシステムは回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキで、耐雪ブレーキも付加された他、空転滑走検知装置も付けられました。

「コスト半分、重量半分、寿命半分」と言われた 209系ですが、試作車の3編成は2006年から 2007年にかけて廃車となり、量産車も 2007年12月から 2010年1月までの間に後継となる E233系1000番台に置き換えられ、京浜東北線から姿を消しました。

その一部は、更新工事と仕様変更を行った上で、房総ローカル線向けに転用され現在も運用を続けています。 

f:id:chibatrain:20180506193158j:plain

 ↑ VVVFインバータ制御により粘着性能が向上、MT比率が4M6Tに見直されました。

f:id:chibatrain:20180506193201j:plain

 ↑ 品川駅に到着する下り列車を撮影。

f:id:chibatrain:20180506193205j:plain

 ↑ 京浜東北線では 15年~ 17年程度しか運用されませんでした。

f:id:chibatrain:20180506193207j:plain

 ↑ シンプルな前面デザイン、周りは白いFRP製の大型成型品で覆われています。

f:id:chibatrain:20180506193225j:plain

 ↑ 側面はビートがなくフラットで、側窓は大型1枚もの(一部が上段下降・下段固定窓に改造されています。)