107系は、日光線で運用され老朽化していた 165系の置き換え用として、1988年に登場しました。
切迫した当時の財政状況と、自社工場の技術維持の必要性を背景として、JR東日本が初めて自社工場(現・新津製作所)で製作した車両です。
ローカル線区での小単位での運転を行うため、1M 方式で作られ、Mc+Tc の2両を基本編成としました。
制作費低減のため、主電動機・台車・補助電源装置・ブレーキ制御装置・空気圧縮機・冷房装置などは165系からの廃車発生品が流用されました。
車体は鋼製・3扉で、基本的なスタイルは 105系に準じ、室内はロングシートとなりました。
日光線の 107系はの外部塗装は、デビューからしばらくは、白系のクリーム10号をベースとして日光杉並木をイメージした緑14号のラインを日光にちなんだNでかたどり、日光の神橋の色にちなんだとされる赤1号のラインが側面に描かれていました。
107系の新塗装化は 2009年より順次行われ、旧塗装による運用は 2010年1月で終了しました。
↑ クモハ107-2
↑ クハ106-2
↑ クモハ107-2 前面の様子。
↑ クモハ107-2 運転台付近側面の様子。
↑ クモハ107-2 側面の様子 その1
↑ クモハ107-2 側面の様子 その2
↑ パンタグラフ付近の様子。
↑ クハ106-2 側面の様子 その1
↑ クハ106-2 側面の様子 その2
↑ クハ106-2 前面の様子。