CHIBA TRAIN NET

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

東京急行電鉄 1000系

f:id:chibatrain:20180818201659j:plain

 ↑ 1000系は1988年に登場した9000系ベースの18m級3扉車です。

1000系は9000系をベースに設計・開発された18m級3扉車で、1988年に登場しました。

車体構造や客用扉・窓・前面形状などは9000系と共通化され、機器の共通化、保守の効率化などが図られています。

1000系は、営団地下鉄(現:東京メトロ日比谷線への乗り入れ用として東横線で運用されていた7000系の置き換え用として導入されたグループと池上線で使用されていた7200系の置き換え用として導入されたグループの2つに大別され、後者は「1000N’系」として区別されています。

増備は1992年まで行われ、東横線用8両編成8本(64両)、東横・目蒲線兼用車4両編成4本(16両)、池上線用3両編成11本(33両)の計113両が東急車輛製造で新製されました。

車体は9000系同様軽量ステンレス製で、前面形状も非常口を前面から向かって左側にオフセットした左右非対称のデザインとされました(後述の東横線・池上線共通予備車を除く。)

車内も9000系に準じた形状やデザインで、客用扉の9人掛け座席には仕切板を入れ3-3-3人座席に分割していますが、9000系で採用された車端部のクロスシートは」採用されず、オールロングシートと仕様となりました。

制御方式は、GTOサイリスタ素子を用いたVVVFインバータ制御が採用され、主電動機はかご形三相誘導電動機を搭載されました。

東横線導入分は、乗り入れ協定における基準の関係で編成中の中間車は全て電動車とされ、MT比率は6M2T、9000系と異なり制御装置1基で2両分8個の主電動機を制御する1C8M制御方式となりました。

東横線目蒲線共通予備車として導入された4両編成4本は、8両貫通編成とMT比率を合わせるため3M1Tとされ、各編成の下り側先頭車が電動制御車となりました。

また、8両編成時に中間車に組み込まれる先頭車については、連結時に貫通幌を繋げて貫通可能とするため、前面貫通扉(非常口)が中央に設置されました。

一方、池上線導入分は2M1Tの3両編成で新製されましたが、冗長性確保の目的で制御装置は1C4M方式となり、編成内各電動車全車が制御装置を搭載されました。

台車は9000系同様にボルスタレス台車ですが、床面を45mm低くするなどの設計変更が行われ、パンタグラフは9000系と同形の折りたたみ高さを低くした剛体架線対応形となりました。

2000年の目蒲線運転系統分離では、多摩川-蒲田間が池上線と車両共通化で3両編成による運用となったため、このとき目蒲線に残っていた4両編成2本は3両編成に短縮された上、ワンマン改造が実施され、引き続き池上線・多摩川線用として運用されています。

日比谷線直通用として東横線で運用されていたグループは、2013年に日比谷線との相互直通運転が終了したことから、全車東横線から撤退し、一部が1000系1500番台に改造され池上線・多摩川線用に転用された他、多数の廃車が発生し、一畑電車福島交通などへの譲渡も行われました。

2018年4月現在、1000系(1500番台を除く)は3両編成8本(24両)が在籍しています。

f:id:chibatrain:20180818201702j:plain

 ↑ 東横線に配置され日比谷線直通用として運用されていたグループは、2013年に全車撤退しました。

f:id:chibatrain:20180818201705j:plain

 ↑ 池上線に投入されたグループは、1000N’として東横線用と区別されました。

f:id:chibatrain:20180818201708j:plain

 ↑ 池上線・多摩川線では2M1Tの3両編成で運用中。

f:id:chibatrain:20180818201711j:plain

 ↑ 車歴は30年近くになるが、古さを感じません。

f:id:chibatrain:20180818201741j:plain

 ↑ 元目蒲線で運用されていた編成。先頭車前面の貫通扉が中央に設置されています。

f:id:chibatrain:20180818201744j:plain

 ↑ 前面の様子。

f:id:chibatrain:20180818201747j:plain

 ↑ 運転席側側面の様子。

f:id:chibatrain:20180818201750j:plain

 ↑ 側面の様子。

f:id:chibatrain:20180818201753j:plain

 ↑ パンタグラフシングルアーム式、剛体架線対応で折りたたみ高さは低い。

f:id:chibatrain:20180818201831j:plain

 ↑ 台車はボルスタレス式ですが、9000系用よりも床面は45mm低い。

f:id:chibatrain:20180818201834j:plain

 ↑ 車内の様子 その1 

f:id:chibatrain:20180818201836j:plain

 ↑ 車内の様子 その2

f:id:chibatrain:20180818201839j:plain

 ↑ 扉間の9人掛け座席は、仕切板を設けて3+3+3としている。