↑ 名古屋臨海鉄道で開業時より運用されるND552。
名古屋臨海鉄道のND552は、1940年の開業当初から運用されるディーゼル機関車で1973年までに9両が導入されました(1号機から3号機、及び5号機から10号機まで)。
(自社発注機の他、1980年以降に国鉄及び清算事業団から譲渡されたDD13形機8両もND552となりましたが、ここでは自社発注機のみを記載します。)
いくつか異なる点はありますが、基本的には国鉄DD13形に準じた仕様で設計されました。
3号機のみが汽車製造製ですが、その他は日本車輌製造製です。
車体の形状は、運転台を中央、その前後にボンネットを配置するセンタキャブで、全長は13600mm、自重は55トンとなりました。
機関は、DD13用の111号機以降で採用され、出力が500PSに増強されたDMF31SB型エンジンを2基搭載し、重連総括制御にも対応しています。
台車はメーカーにより異なり、軸箱支持方式は3号機(汽車製造製)はウイングばね式ですが、他は軸ばね式です。
前照灯が一つとなっているのが特徴ですが、3号機のみは1986年に更新工事を受けた際に車体がDD13-223号機のものに交換されたため、その後前照灯は2つとなりました。
塗装は、開業時は国鉄色に準じたものでしたが、現在はブルー車体に白帯の入ったものとなっています。
2013年4月時点のデータですが、自社発注機は4両がすでに廃車となり残る5両の在籍となっています。
なお、写真は2016年12月に名古屋臨海鉄道を訪問した際に撮ったものです。
↑ 基本的は仕様はDD13に準じていますが、相違点も多数あります。
↑ 現在の塗装はブルーに白のラインを配したものとなっています。
↑ 東港駅で入換作業中の9号機
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ 運転台付近の様子。
↑ 開業50周年の際、旧国鉄色となったND5527号機
↑ 名古屋臨海鉄道を訪問したこの日は、重連運用の先頭に立っていました。
↑ DD5527号機の全体の様子。
↑ 新旧塗装機が仲良く重連で運用中。