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鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

【活動記録】宇都宮遠征(2017年8月)その1

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★当ブログの過去の記事を再編集し、2017年8月に宇都宮地区を訪問したときの記事をまとめました。

先日ので静岡遠征に続き、18切符での鉄活動です。

この日は、まずは宇都宮に来ました。

迎えてくれたのは宇都宮-黒磯間のローカル輸送を担当する205系600番台。

205系600番台は、元は京葉線埼京線で運用されていた車両で、E233系に置き換えられ、宇都宮線用に転用されました。

小山車両センターに4両編成12本が配置されていますが、このうち4本は日光線専用となっています。

また、元埼京線の車両は2編成のみで、この編成は、前面のデザインがメルヘンではなく、通常の205系の顔です。 

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元々、宇都宮線への205系転用はすべて京葉線用の205系で行われる予定でしたが、京葉線から捻出された10両編成2本が解体されてしまい穴埋めが必要になったため、埼京線で余剰となった分からも宇都宮線転用車が発生しました。

このオリジナル顔の205系は2編成在籍しています。

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 205系の宇都宮地区転用車では、トイレが設置されています。

私など昭和世代の鉄道フアンから見れば103系にトイレが設置されたようなもので、オールロングシートの4扉にトイレが設置されるなんて、当時の常識では考えられないことです。

 現在のJR東日本では、もう近郊型電車と通勤型電車の区別はありません。

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205系のメルヘンです。

京葉線時代に毎日乗っていた、馴染みのある車両です。

2013年以降、宇都宮-黒磯間を中心に運用されていますが、転属の際は 寒冷地対応やトイレの設置、車椅子の設置などが行われ、車番も新たに600番台車となりました。
オールロングシート4扉の通勤型電車は、日光線も含め、ローカル輸送主体のこの路線には合っておらず、房総地区の209系のでように、せめて一部だけでもクロスシートは欲しかったですね。

制御方式は界磁添加励磁制御、主電動機は直巻整流子電動機のままで、600番台改造の際は特にVVVF機器への換装も行われなかったところを見ると、JR側も今後この車両を末長く運用することは考えていないものと思われます。

あと10年もしたら、首都圏の主要路線への新型車両導入で捻出されたE231系かE233系あたりに置き換えられるかも知れません。 

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 宇都宮駅に停車中のEV-301系ACCUMです。

この日の活動目的は烏山線
烏山線は、 宝積寺と烏山を結ぶ20.4キロの路線で、全線単線非電化のローカル線ですが、列車は東北本線を乗り入れ宇都宮駅まで顔を出しています。

少し前までは、キハ40系車両が活躍していましが、今年3月のダイヤ改正で引退し同線の列車は全てこの電車に置き換えられました。

往年の鉄道フアンの方から見れば、「烏山線国鉄型の気動車型いなくなったので面白くなくなった」ということだと思いますが、初めて実用化された「非電化を走る電車」に興味があったので、今回訪問しました。

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 「東急車輛」ではなく、「J-TREC(総合車両製作所)」製となった証しです。

車体は最新鋭「SUSTINA」が採用されていることもしっかりと標記されています。

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EV-E301系の運転席の様子。

他の電車同様のワンハンドルのマスコンで、車両の必要な情報を伝えるモニターが備えられています。(写真では端の方が見えませんが)

この車両は非電化区間も走りますが、「電車」であることを感じさせる運転席です。

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写真は、よくわかりにくいのですが、EV-E301系による烏山線直通列車が 、宝積寺駅に到着後すぐにパンタグラフを下げたところです。

宇都宮駅発の烏山線直通列車は、宝積寺駅までの電化区間では、パンタグラフを上げて走行します。

架線から取り込まれた直流1500Vの電気は、DC-DCコンバータ装置で630Vに降圧され、更にVVVFインバータ制御により三相交流に変換されて、交流誘導電動機を制御しています。

このとき、蓄電池の充電率が低いときは、架線からの電気により充電も行われます。

パンタグラフは、宝積寺駅から先の烏山線では走行中に使用しない為、この駅での停車中に下げることになります。

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烏山駅に下り列車が到着したところです。

烏山駅の奥側には剛体架線が1両分貼ってあり、列車はここでパンタグラフを上げて、折り返し出発までずっと充電を続けます。

EV-E300形は、集電・充電兼用として、シングルアーム式のパンタグラフは2基装備しています。

烏山駅では、短時間に大量の電気を充電する為、パンタグラフは2基とも上げて、剛体架線から電気を取り込みます。

充電している間は、列車のドアは締め切っていたので、中に入ることはできませんでした。

剛体架線を設備した位置に合わせ、パンタグラフは、2両編成のうち烏山駅側の車両の上に2基とも設備されています。 

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烏山駅構内(といっても1面1線の小さな駅)を改札の反対側宝積寺よりから撮った写真です。

充電設備の剛体架線は奥の1両分にしか設置されていないのがよく分かります。青い夏の空と手前の緑のじゅうたんに、緑基調のラッピングでデザインされたEV-E301系は良く似合います。

烏山駅は、かつては貨物ホームや側線などもあり、1979年には銀河鉄道999号にちなんだミステリー列車が2日間運行されたこともありました。

ミステリー列車は、12系客車で運用され、烏山線内はDE10が牽引していました。)

現在の烏山駅は当時とは全く変わり、当時の面影はほとんどありません。

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烏山駅の剛体架線からパンタグラフを経由して電気を充電している様子です。

剛体架線が採用された理由は、離線・摩擦の心配がなく、大きな電流に対応して高速に充電できるためです。

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宝積寺駅側の架線の末端の様子です。 

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烏山駅のすぐそばで見かけた建物。

鉄コレの建物コレクションのモデルになりそうな昔ながらの倉庫です。

かつて、烏山線でも貨物輸送を行っていた 証拠ですね。

烏山線の貨物輸送といえば、1979年頃から5年間、仁井田駅から伸びる専用線でもビール輸送が行われていたそうですが、一般の貨物輸送については、このビール輸送が始まる直前(同じ1979年)に廃止されています。

インターネットの検索で、烏山線の貨物列車や烏山駅構内の貨物荷役などについて調べてみたのですが、上記のビール輸送以外は、写真や記事はほとんど検索されず、当時の様子を伺い知り得るものがありませんでした。

どんなどに様子だったのか、非常にきになります。

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 こちらも駅前にあった元倉庫と思われる建物です。

 むかしは、このような倉庫が駅の近くあちこちで見かけることができました。

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烏山駅で充電中のEV-E301系を撮った後、折り返し上り列車で宇都宮に向かいます。

写真は、大金駅で列車交換のために待機中の際、 反対の下り列車がやってくるところを撮った写真です。

「宇都宮遠征(2017年8月)その2」へ続く。