自分が訪問したローカル私鉄の気動車の記事を掲載します。
関東地方とその周辺(南東北・中部東海)が中心です。
鹿島臨海鉄道では、老朽化した6000形の後継として8000形が登場、今後順次置き換えが進みます。
関東鉄道では、今後0形、310形の動向が気になるところです。
山形鉄道
山形鉄道は、山形県南陽市の赤湯駅と青砥駅を結ぶ30.5kmの路線で、1988年10月にJR東日本から旧長井線を引き継ぐ形で開業しました。
列車は、開業時に導入されたYR-880形で1~2時間に1本程度運行されています。
車両の老朽化が著しく一部ですでに廃車も出ていますが、具体的な車両代替えの話はまだありません。
会津鉄道
会津鉄道は、西若松-会津高原尾瀬口の57.4kmの路線で、1987年7月にJR東日本より旧会津線を引き継ぐ形で開業しました。
会津田島-会津高原尾瀬口間の15.4kmの区間は直流電化されていて、東武鉄道・野岩鉄道から6050系などが乗り入れ、2017年4月以降は東武特急「リバティ会津」も運行され、浅草-会津田島間の直通運転が行われています。
西若松-会津田島間の非電化区間は18m級のディーゼルカーで運用され、西若松側はJR東日本に乗り入れ、会津若松駅(一部は喜多方駅)までの直通運転となっています。
非電化区間での運用車両は、2010年にキハ8500形用のAT700・750形とトロッコ車両のAT350形が新製導入されましたが、それ以降大きな動きはありません。
真岡鐵道
真岡鐵道は、茨城県筑西市の下館駅と栃木県芳賀郡の茂木駅を結ぶ41.9kmの路線です。
1988年4月にJR東日本から真岡鐵道が継承して現在運営しています。
運用車両は開業後2代目のとなるモオカ14形がSLもおか号(間合いの運用列車含む)以外の全ての営業列車で使用されています。
当面、車両の大きな動きはありません。
ひたちなか海浜鉄道
ひたちなか海浜鉄道は、茨城県の勝田駅-阿字ヶ浦駅間の14.3kmを運営する路線で、2008年に茨城交通の鉄道部門を新設分割する形で発足し、茨城交通から同路線を継承し、現在に至っています。
運行車両は、他社から譲渡車や新製車などバラエティに富んでいますが、その中心は2015年にJR東海及び東海交通事業から譲渡されたキハ11が中心となっているようです。
鹿島臨海鉄道
旅客営業としては茨城県の水戸駅-鹿島サッカースタジアム駅間を結ぶ53.0kmの大洗鹿島線を運営しています。
鹿島サッカースタジアム駅は、最寄りのスタジアムでサッカーの試合等が実施されるときのみ営業する臨時駅で、列車は全てその先のJR鹿島線に乗り入れ、鹿島神宮駅まで運転されています。
運行車両は、現在主力の6000形が老朽化により廃車が始まり、2016年より導入が開始された8000形による置き換えが徐々に行われる予定です。
- 6000形
- 8000形
関東鉄道
関東鉄道は、1965年に常総筑波鉄道と鹿島参宮鉄道の合併により発足した鉄道で、一時期は茨城県下に5路線を展開・運営していましたが、現在は常総線(取手駅-下館駅間51.1km)及び竜ヶ崎線(佐貫駅-竜ヶ崎駅間4.5km)を運営しています。
全線非電化ですが、常総線の取手駅ー水海道駅間17.5kmの区間は複線で列車の運転本数も多くなっています。
小湊鉄道
小湊鉄道は、五井駅-上総中野間の39.1kmを結ぶ非電化・単線の路線を運営しています。
車両は定期列車にはキハ200形気動車が使用され、需要に合わせて1両~4両編成で運用されています。
蒸気機関車をイメージした小型ディーゼル機関車と客車による「里山トロッコ」が2015年から運行され、話題となっています。
いすみ鉄道
いすみ鉄道は。国鉄の特定地方交通線であった木原線(大原-上総中野間)26.8kmを引き継ぎ、第3セクター方式で1988年に開業した私鉄。
元国鉄のキハ52+キハ28が運行されていることで有名です。
- いすみ200形
- いすみ300型
- いすみ350型
天竜浜名湖鉄道
天竜浜名湖鉄道は、元国鉄特定地方交通線の二俣線を引き継いで1987年に開業した第3セクターで、掛川-新所原間を結ぶ67.6kmの非電化・単線の路線です。
現在は、同鉄道では2代目となる、TH2000型/2100型が主力となっています。
- TH2100型