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鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

【活動記録】茨城縦断(2016年8月)その1

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★旧ブログの過去の記事から、2016年8月に鹿島臨海鉄道ひたちなか海浜鉄道・JR水郡線と乗り継いだときの記事をまとめました。

毎年恒例ですが、盆休みには会津の実家に帰省しています。

このときは、家族のスケジュールが合わず、たまたま自分一人での移動となったのですが、ちょうど良い機会でしたので、今まで乗り通したことのなかった鹿島臨海鉄道水郡線を訪問しながら帰省することにしました。

千葉から総武本線鹿島線経由で鹿島神宮駅に行き、そこから鹿島臨海鉄道を経由して水戸駅へ。

ひたちなか海浜鉄道鉄道を寄り道した後、水戸駅から水郡線郡山駅に向かい、郡山駅で一泊。翌日に磐越西線会津へ行くルートです。

そのうち、今回は鹿島臨海鉄道ひたちなか海浜鉄道水郡線を訪問したときのネタを掲載します。

まずは、鹿島臨海鉄道から。

写真は鹿島神宮駅に停車中の鹿島臨海鉄道6000形です。

今回はこの車両で水戸まで移動します。 

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大洗鹿島線は、1970年に開業した鹿島線(香取ー北鹿島間)を水戸まで延伸する形で工事が進められた路線で、1980年に施行された国鉄再建法の影響を受け、政治的な動きの中で、最終的に鹿島臨海鉄道が経営を引き受けた形で新線として1985年に開業しました。

当初は特急列車を運行する計画もあったことから、単線ながら高規格で設計されています。

写真で見ても分かりますが、第3セクターの地方ローカル線でこの軌道の良さは、非常に恵まれていると思います。

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大洗鹿島線の某駅で対向の列車を待つ際に撮った写真です。

鉄道路線としては比較的新しく(といっても訪問した時点では開業から既に35年が経過していますが)、線路はロングレールにコンクリート枕木が使用され、ホームや駅舎などの設備は一般的な「コンクリート」のイメージのものばかりで、趣味的な面白さはあまりありません。

写真のように高架線が多く、水戸付近のJR乗り入れ区間などを除き、ほとんどありません。

車内から見える景色は、あまり面白くないという話を聞いたこともありますが、そんなことはなく、特に大洗から水戸付近にかけての高架区間から見下ろす田畑の風景(展望)は素晴らしかったです。

大洗鹿島線鹿島灘には沿って走りますが、実際には海岸線とは少し離れているので、車窓から太平洋が見えることはありません。

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写真は、列車交換の為、駅のホームに停車中に反対側から来た2両編成の列を撮ったもので、大洗鹿島線の主力として活躍する6000形です。

国鉄キハ37をベースに設計された車両だそうですが、車内の座席配置でセミクロスシートとなっているのは非常に評価されるべきです。

転換クロスシートの乗り心地はそれなりによかったです。

しかしながら、この年にデビューした、後継車の8000形は3扉のオールロングシートになってしまい、少々残念です。
2扉セミクロスシート車はラッシュ時などでは使いにくいのでしょう。

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写真は、大洗鹿島線の列車が水戸駅に到着したところです。

水戸駅では、一番東側端の8番線に列車は停車します。

大洗鹿島線を利用客は、県庁所在地である水戸側が多く、列車は水戸~大洗間では1時間に2~3本走るのに対して、大洗より先のに鹿島神宮方面は1時間に1本程度の運転となります。

この為、鹿島臨海鉄道の本社や車両基地(大洗車両区)も大洗駅にあり、こちらがこの鉄道の拠点となっています。 

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水戸駅の7・8番線のホーム上には、写真のようにE653系車両に模した建物がありますが、これは「NEWDAS」の売店でした。

下の色は、偕楽園の梅の色をイメージしたスカーレットブロッサムで、かつてのK301・K305編成の塗装です。

そういえば、東海道本線藤沢駅にも、このような電車の形をした売店があったのを思い出しました。(こちらは80系湘南電車)

なお、訪問したときは、常磐線のE653系はE657系に置き換えられ、E653系撤退し新潟へ配置換えとなっていました。 

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水戸駅6番線には、水戸線で運用中のE501系が停車していました。

現在の水戸駅は橋上駅舎になっていて、ホームは4面8線あり、1・2番線は水郡線、8番線は大洗鹿島線専用で、残りの3~7番線が常磐線で使用されています。

自分が子供の頃は、常磐線にスハ43系などを使用した客車の普通列車もまだ走っており、水戸駅では、30分の長時間停車の間EF80からED75に機関車を付け替えしていたのを覚えています。

水戸駅もそのときとは様相がすっかり変わり、近代的な駅になってしまいました。 

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水戸駅に到着後、すぐに水郡線で郡山に向かっても良かったのですが、せっかくの機会なので、少し足を伸ばしてひたちなか海浜鉄道を訪問することにしました。

とりあえず勝田駅に行ったところ、駅の構内には651系とE531系が休んでいました。

この651系の編成は、既に引退して廃車解体待ちなのか、団体臨時列車用として運用されているのか分かりません。

651系は既に後継のE657系に置き換えられ、定期運用からはずれていますが、今見てもこの車両は斬新でよく出来たデザインだと思います。 

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E651系は、E657系置き換え後、大宮総合車両センターへの転属や廃車などで淘汰が進みましたが、訪問して時点では基本編成3本・付属編成3本が同区に残り、常磐線などの波動用として運用されていました。

東日本大震災発生後、そのの被害を受けた1編成がしばらく原ノ町駅に留置されていましたが、それを含めた付属編成3本はすでに廃車となり、大宮総合車両センターに転属した基本編成6本・付属編成3本については、1000番代に改造され、特急「あかぎ」や「草津」となりました。

しかしながら、付属編成が使い道がないようで、3本とも2015年3月で定期運用がなくなりました。(そのうち1本は伊豆グレイルに改造)

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勝田駅に到着後、ひたちなか海浜鉄道に乗り換えました。

ひたちなか海浜鉄道湊線は、勝田駅の1番ホームがその乗り場となっていて、上りホームに隣接している為、下りホームからだと階段の登り降りをしなくてはなりません。

ひたちなか海浜鉄道のホームに到着すると、中京からやってきたキハ11ー6が出迎えてくれました。

キハ11は数年前に名古屋方面に遠征した際に岐阜で乗ったことがある、お気に入りの車両でした。

今回のひたちなか海浜鉄道訪問の目的は、この車両に乗ることと撮ることだったので、ラッキーでした。 

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ひたちなか海浜鉄道キハ11-6号車の運転台です。

自分は細かいところはあまり詳しくないのですが、こういう車両に乗ると、つい運転台まで撮ってしまいます。

キハ11が同鉄道に譲渡されたのは昨年のことで、JR東海から1両、東海交通事業から4両が引き渡されましたが、そのうち2両は部品取り用で、3両が整備され、昨年末より順次運用が開始されています。

キハ11の導入により、これまで運用されてきたキハ20タイプの旧型車両は一層され、唯一残ったキハ205も現在はほとんど運用に入っていないようです。 

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東海交通事業のキハ11です。

1993年に4両が導入された車両で、JR東海用の100番台車とは基本的に同一仕様ですが、東海交通事業の車両は200番台となっています。

4両のうち2両(203・204)は、城北線の線路使用料相殺の為、JR東海美濃太田車両区に貸し出された車両で、100番台車とは共通に運用されていました。

城北線の運用は、実質的には残る2両(201・202)で運用されていましたが、
これらの車両は、JR東海仕様とは塗装が異なり、窓周りと前照灯周りがオレンジ色になっていていました。

写真は、ひたちなか海浜鉄道譲渡後もそのままの塗装で、那珂湊駅に留置されていたものですが、こうしてみると結構派手な印象を受けます。  

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ひたちなか海浜鉄道鉄道のキハ3710形です。

残念ながら、まだこの車両の走っているところを撮れていません。

キハ3710は新潟トランジスタ製の軽快気動車で、1995年に1両が登場し、1998年に更に1両が増備されました。

最初は茨城交通の塗装でしたが、2010年に新塗装になりました。

新しい塗装は、濃厚色とクリームのツートンカラーで、その境界線に金色、扉を黄色にした斬新なものがでしたが、残念ながら現在は側面にラッピングが施されていて、せっかくのデザインが台無しになっているような気がします。 

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ひたちなか海浜鉄道キハ3710時の側面です。

やはり中央下部分の広告が、折角の塗装の美観をそこねているのが残念です。

この車両は、新潟トランシスのNDRシリーズで全長は18.5m。

エンジンは、由利高原鉄道のYRシリーズや肥薩おれんじ鉄道のHSOR-100形などと同じDMF13HZ(300pS)を搭載しています。 

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これもひたちなか海浜鉄道のNDCで、2001年に1両が導入、キハ3710形の増備車ですが、ブレーキの二重化など一部で仕様が異なる為、形式名が変更されました。

外装は、写真で見ての通りのラッピング車両ですが、これはひたちなか海浜鉄道の開業2周年イベントとして施されたもので、「アニマルトレイン」と呼ばれています。

このようなラッピングデザインは、他の私鉄などでもよく見かけますが、個人的にはあまり好みではありません。

キハ3710形も同様ですが、デビューした当時の茨城交通時代のカラー形が一番似合っていたように思います。

「茨城縦断(2016年8月)その2」へ続く。