↑ 成田スカイアクセス線を走行する京成スカイライナー
概要
京成電鉄は、京成上野-京成成田空港の本線を軸に、東京都から千葉県にかけて7線区( 152.3 km)を所有する大手私鉄です。
船橋・千葉・佐倉・成田などの地元地域のローカル輸送・千葉方面から東京圏内への通勤通学輸送に加え、成田国際空港へのアクセス輸送が鉄道事業の大きな柱で、都営浅草線・京浜急行線、北総鉄道・千葉ニュータウン鉄道との直通運転により、本線・押上線・成田空港線(成田スカイアクセス線)にはこれら各会社の多種多様な車両が運用されています。
なお、成田空港線(成田スカイアクセス線)は京成高砂と成田空港を結ぶ路線ですが、スカイライナーなどを運転する京成電鉄は第二種鉄道事業者で、北総鉄道・千葉ニュータウン鉄道・成田高速鉄道アクセス・成田空港高速鉄道の4社から線路や駅などの施設を借りて旅客輸送を行う「上下分離方式」を採用しています。
スカイライナー専用車
京成電鉄の看板列車であるスカイライナーは、2010年の「成田スカイアクセス線」の開業以降、3代目となるAE車により、最高速度 160km/h で日暮里-成田空港間を最短 で結んでいます。
AE車は、輸送力増強のため、2019年度中に8両編成1本の増備が予定されていますが、AE車の投入は9年ぶりとなります。
一般形車両(1991年〜)
2003年より増備が続けられてきた 3000形は、2019年2月までに 326両が導入され、京成電鉄の最大勢力となりましたが同系列の増備は終了し、後継となる3100形が2019年10月のダイヤ改正から運用を開始しました。
3100形は、まずは8両編成2本がスカイアクセス線用として投入されました。
- 3100形
- 3000形
- 3050形(3000形7次車)
- 3700形
一般型車両(その他)
3600形は、老朽化や京急線に乗り入れできない等運用に制約がある為、すでに廃車が始まっていますが、現時点ではまだ8両編成3本と4両編成1本が在籍しています。
今後、3100形の導入により廃車はさらに進むものと思われますが、具体的な時期やそれに伴う車両の具体的な動きなどは、まだ分かりません。
主要機器が旧AE車の流用となる3400形や車歴の高い 3500形についても、今後の3100形の増備計画次第では、なんらかの動きがあるかも知れません。
一般型車両(廃車車両)
自分が鉄道写真を撮り始めた 2000年代前半は、まだ 旧3200形・3300形といった普通鋼製車のいわゆる「赤電」とよばれるグループは運用されていました。
一方、3500形のうち更新工事が行われなかった(未更新車)のグループは 2017年に引退しました。
- 3200形
- 3300形
- 3500形(未更新車)