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鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

万葉線 デ5010形 デ5022

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 ↑ 万葉線新吉久電停のすぐ近くにある「TEKリトルパーク」で静態保存されるデ5022

 デ5010形は、デ5000形とともに富山地方鉄道射水線・笹津線・富山市内線向けに1950年に製造された車両で、デ5000形の4両に対して、デ5010形は30両が製造されました。

デ5000形とデ5010形の違いは手動制御の有無を除けばほどんと違いはありませんでした。

車体は鋼製車体をベースに屋根と客室内は木製で仕上げられた半鋼製車両で、鉄道線車両と変わらない高床式となり、扉部分が間延した2段ステップを装備した路面電車形の外観が特徴となっています。

導入当初は直接制御方式であったため、連結運転の場合は各車両に運転手が乗り込み、ブザー合図で協調運転を行っていましたが、1962年以降は運用の合理化から間接総括制御とジャンパ連結器取り付けの工事が実施され、合わせて開口幅 900mm木製2枚で手動引戸扉となっていた出入口を、開口 600mmの鋼製1枚扉に変更し、自動ドアエンジン化も行われました。

1966年の射水線分断後、デ5010形のうち 14両が加越能鉄道に譲渡されましたが、翌年の1967年にデ7070形6両が導入されると、8両が富山地方鉄道に戻され、残る6両が加越能鉄道所属車として運用されました。

しかしながら、1971年に伏木線が廃車になると、デ5022を除き全車廃車となりました。

残ったデ5022は、除雪専用車に改造され、主電動機を当初の2基に対して更に2基を加え増強され(出力:38kw×4基)、車内に凍結防止剤を散布する装置を追加、前後にスノープラウを装着しました。

1992年に鉄道車両として除外され機械扱いとなり、その後も万葉線に引き継がれ使用されてきましたが、老朽化ため 2012年に導入された 6000形に置き換えられ引退となりました。

その後、デ5022は高岡市衛生公社に引き取られ、ジェイアール貨物・北陸ロジスティクスにより復元工事が実施され、2018年10月以降は高岡市内の「TEKリトルパーク」で静態保存されています。

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 ↑ デ5022は、1950年から富山地方鉄道加越能鉄道万葉線で使用されてきました。

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 ↑ 撮影したのは2019年8月ですが、野外にも関わらず保存状態は極めて良かったです。

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 ↑ パンタフラフ側から撮影 その1

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 ↑ パンタグラフ側から撮影 その2

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 ↑ 側面全体の様子。

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 ↑ 前面の様子。

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 ↑ 前面上部分の前照灯付近の様子。

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 ↑ 前面下部分の様子。

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 ↑ 側面の様子 その1

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 ↑ 側面の様子 その2

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 ↑ 側面の様子 その3

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 ↑ パンタグラフは菱形タイプです。

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 ↑ 台車の様子。