展示してあるクハ189の車内は開放されていて見学をすることができます。
車内は電気がついておらず、多少埃っぽいのですが、子供の頃にあこがれた当時の国鉄特急の雰囲気を感じることができます。
座席は1972年に登場した183系で初めて採用された簡易リクライニングシートで、485系や14系座席車、381系など国鉄特急形車両に多く採用されたものです。
リクライニングの際、座席が前後するためその感覚が狭くなるという欠点があり、あまり評判は良くなかったようです。
183系や189系は、のちの更新工事では高速バスなどに対抗するために普通車の指定席車両は座席がより改善されたものに交換されましたが、自由席車では相変わらずこの座席が使われていたそうです。