2015年ダイヤ改正では、アクアラインを含めた高速道路網の整備や高速バスとの競合などにより、利用者が激減していた房総特急は、2015年3月のダイヤ改正で大幅な本数削減などが実れ、E257系500番台で余剰車が発生しました。
しかしながら255系の余剰車はなく、アクアラインや高速バスなどの影響が比較的少なかった、総武本線特急「しおさい」や「わかしお」中心に運用を続けています。
255系が製造されたのは 1993年から 1994年の間で、既にデビューから25年以上経過していて、とちらかというと古い車両に分類される方でしょう。
同世代の成田エクスプレス用の253系が、早々とE259系に置き換えとなり一部を除き廃車となっているので、255系の一部も余剰となった E257系に置き換え廃車になるのものと予想していましたが、253系と違って255系はVVVFインバータ制御車でもあり、無理して淘汰する理由もないので、しばらくの間は現状のまま運用を続けるようです。
但し、今後の利用客の状況によっては現行の9両編成から短縮され、グリーン車の連結もなくなることもあり得ると思います。