この日は、西武池袋線を訪問しました。
東京メトロ有楽町・副都心線間との運用上の接続点は、運用上は練馬駅になり、地下鉄直通線は練馬駅構内を過ぎるとすぐに地下区間となりますが、練馬駅から小竹向原駅までの 2.6kmは大人の事情により、西武鉄道が建設しました。(西武鉄道の路線です。)
この区間は 1970年に事業免許が取得され工事が開始されましたが、練馬付近の工事が遅れた為、1983年10月に小竹向原駅-新桜台駅間が先行開業しました。
開業時から営団地下鉄(現:東京メトロ)有楽町線との直通運転を開始しましたが、他の西武鉄道線とは接続せず、営団側の車両のみで運用されていた為、実質的には営団地下鉄有楽町線の支線となっていました。
1994年に暫定的に下り線のみが練馬駅からまで暫定開業し、西武有楽町線は池袋線との接続を果たし、西武側の車両(6000系)も運用に入るようになりましたが、単線扱いでの運用の為、有楽町線からの列車は練馬折り返しとなっていました。
練馬駅構内の工事が完了したのは 1998年3月で、この時点でようやく西武池袋線と営団地下鉄有楽町線の相互直通運転の開始となりました。
暫定開業から本来の建設の目的である相互直通運転の開始まで、15年前後かかったことになります。