↑ 「TJライナー」での運用を考慮した 50090系は、2008年に登場しました。
50090系は、東上線の座席指定制有料列車「TJライナー」用として増備された車両で、2008年6月に登場しました。
基本的な仕様は他の 50000系シリーズと同様で、アルミダブルスキン構造の 20m級4扉となっています。
非常時貫通扉付きの先頭部は 50070系と共通ですが、新たに窓下にはロイヤルブルーの帯と「 TOJO LINE 」のロゴがデザインされています。
車内は車端部のロングシートを除き、ロング・クロス転換可能なマルチシートが採用され、近鉄「LCカー」などと同様の転換機能が設けられました。
座席の掛け幅は 455mmで、クロスシート時のシートピッチは 1,000mmの設計で、一般席は青色系で濃淡を組み合せてハイグレード感を演出し、優先席は従来の青色系の配色としました。
貫通路側の3人掛け座席は転換装置を設けず向きを変えることはできませんが、背もたれと高さは他の座席と同じとなり、ひじ掛けも装備されました。
2007年度に 10両編成4本が新製され、「 TJライナー」がデビューした 2008年6月14日より本格的に営業運転を開始、その後 2009年度に2本が増備され、現在6本 60両が同線で運用されています。
クロスシートでの運用は「TJライナー」「川越特急」で行われる他、池袋で折り返し「TJライナー」となる快速急行や、「川越特急」の折り返し普通列車(小川町駅-森林公園駅間)でも、運用の都合上クロスシートとなります。
それ以外の運用では基本的にロングシートでの運用となります。
なお、50090系は地上運用のみで、有楽町線・副都心線などへの直通運用には使用されません。
↑ 関東の民間私鉄としては、初となるマルチシートを採用しました。
↑ 森林公園で折り返し、普通列車の運用に就く50090系
↑ 50000系シリーズですが、青い帯が全面と側面にデザインされているので、他の車両は一目で区別できます。
↑ 川越特急の運用で池袋駅に入線する50090系
↑ 50090系は地上線運用のみ、地下鉄への乗入れは行わない。
↑ 前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ 側面の様子(パンタフラフ付近)
↑ パンタグラフの様子。
↑ 台車の様子
↑ 運転台の様子
↑ クロスシート時の様子 その1
↑ クロスシート時の様子 その2
↑ クロスシート時の様子 その3
↑ 貫通路側の座席は、転換できず、クロスシート運用に向きは変わらず。
↑ ロングシート時の様子 その1
↑ ロングシート時の様子 その2