CHIBA TRAIN NET

鉄道車両に関する記事・鉄活動記録の他、模型の紹介なども掲載していきます。

西武池袋線 その6

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2008年に登場した、西武30000系です。

鉄道ファン的に見れば、「いままでの西武電車にはない斬新なデザインの車両」ぐらいの評価しかないかも知れませんが、西武鉄道という企業にとっては、この車両を導入することはとても意味のあることでした。

西武グループは、かつては同族経営と企業の多角化により、高度成長からバブル期に至るまでので間に発展し、「西武王国」を築きました。

それが、2004年に発覚した総会家利益供与事件や証券取引法違反事件いった不祥事により、社会的信頼を失墜し、西武上場廃止とい危機に直面しました。

それ以降、西武グループはその内部の再編成とコンプライアンス体制の強化を含む社内の改革に取り組むことになります。

そのような状況の中で、特に必要とされたことは企業としてのイメージチェンジであり、その象徴、「新生西武のシンボル」として位置付けられたのが、30000系でした。

西武鉄道の車両の設計・開発は、従来は専用の部署で行われていましたが、30000系については、男女20人で構成されたプロジェクトチームにより進められ、特にデザイン面で女性社員の意向が大きく反映されました。

たまごをモチーフにしたスマイルトレインは生まれ変わろうとする西武鉄道の象徴となりました。