先頭車のクハ411です。
この頃の常磐線中距離列車は、一部の客車を除き、401系・403系・415系の交直流電車で運用されていました。
基本編成には、モハの1ユニットを中間に入れた4両編成が基本で、この併結により8両又は12両編成で運用されていました。
前面のデザインは、153系がルーツで、401系と九州に導入された421系から 111系などその後の近郊型電車に採用され、急行も含めた国鉄電車の標準的なデザインとなりました。
その為、その後のデザイン変更も153系と同じで、1961年以降は、踏切事故対策から運転台が高くなり、1970年代以降は前照灯もシールドビーム化(小型化)が進みました。
415系の場合は、新製当初から高運転台であり低運転台は存在せず、また前照灯はシールドビームです。(415系の初期車には大型ライトがあったかも知れませんが、記憶が定かではありません。)