本線部分の線路配置は、エンドレスを2つ組み合せたループ線の形にすると決めたのですが、前回は持ち合わせの高架橋や線路が足りず、本線を開通させることができませんでした。
今回はその高架橋付レールや橋脚を少し買って来たので、早速レイアウトに取り込んで本線のレール配置を決めてしまいます。
作業前のレイアウトの様子です。
高架線が写真の左側で中途半端に終わっているのが分かります。
写真だと手前部分が駅構内となる予定で、暫定的に島式のミニホームが仮に置いていますが、ここにはトミックスの島式ホーム(通常サイズ)を設置することにしました。
写真は島式ホームの断面を並べたもので、左側がトミックスの島式ホーム(通常サイズ)、右側が旧レイアウトで使用していた鉄道コレクションの対抗式ホームです。
鉄コレのホームは小型車両が行き交うローカル線を想定しているためか、一回り小さく作られているのが分かります。
トミックスレールの規格では、複線レールの間隔は 33mmで右側の鉄コレのホームだとこの間に収まるのですが、左側の島式ホームでは収まらず、レール間を 55.5mmに広げる必要があります。
その場合、本線側に S70 、片渡線側に S72.5 のストレートレールをそれぞれ組み込みます。(トミックスレールユーザーの常識ですが・・・)
その分レイアウト上では本線が長くなるので、配線が複雑にならないうちにこれらのレールを組み込んでおきます。
ポイント(一番右側)左側部分にそれぞれ、S70 と S72.5 のストレートレールを組み込んだ様子です。
その先(一番左側)には組み込んだ島式ホームの先端が見えます。
島式ホームは、10年以上前にお座敷運転用に購入したものですが、ほとんど使わずに箱にしまって眠っていたもので、今回使用することにしました。
20m級の客車を 並べてホームの有効長を確認。
5両編成まではなんとか停車できますが、通常は4両編成までとする予定です。
地元の模型屋量販店で高架橋付レール、橋脚セット、ステップ台を購入しました。
高架橋付レールは最終的にどれだけ必要になるか分からないので、とりあえずカーブレール4本のみ購入しました。
PC水平橋脚8本セットと、ステップ2個です・
ステップは1個しか使わない予定ですが、2個セットなので仕方なくこれを購入、1個は余ります。
水平橋脚も8本全部は使わない予定です。
レイアウトは昭和がテーマなので、基本レール(枕木が木製)を使用しているのですが、高架橋付レールでは基本レールタイプはすでの製造中止となっていて 、新品ではPC枕木タイプのものしか入手できないようです。
(購入してから気が付きました。)
仕方ないので、 PC枕木タイプで妥協しました。
いずれバラスト散布後にウェザリングをしてしまえば、枕木の違いもあまり気にならなくなると思います。
高架線の一部に高架橋付レールの一部を組み込んだ様子。
こちらの方が実感的です。
高架橋付カーブレールを追加して捻出したカープレールを使って、高架線区間をレイアウトボード反対側の端まで延伸させました。
橋脚には購入したPC水平橋脚を使用しています。
本線の立体交差部分の様子です。
高さ的には問題ありません。
写真は「サブテレイン」という勾配を作るための発砲スチロール製のレイアウト用品で、これも10年以上前に購入したまま無駄に放置していたものです。
複線用ですが、もったいないので今回はこれの一部を使用し、高架線と対となる勾配区間を作ります。
サブテレインをレイアウトボードの一番奥にこれを仮置き、その上に線路を置いた状態です。
これだと、通常のレールが使えるので割高の高架付線路を新たに購入する必要はありません。
配線変更後のレイアウト全体の様子。
「サブテレイン」も仮置きですが、本線部分の線路配置はこれでほぼ決まりかと思います。
レイアウトボードの手前(写真左側)には駅構内がありますが、先ほど設置した島式ホームと対になる部分に鉄コレも対抗式ホームを仮置きしています。
駅構内はこのように2面3線にする予定です。
高架線の区間は、まだ一部しか高架付線路にしておらず、不安定な部分もあるので、長編成の列車を走らせる訳にはいきません。
そのため、とりあえず、鉄コレの電動貨車と客車の2両編成で試運転を行いました。
非力な電動貨車で、スピードもあまり出すことはできませんが、客車1両を牽引して普通に走行することができました。
勾配もそれなりで緩やかにしたつもりです。
通常の列車であれば問題なく走行できると思います。
高架橋付線路と通常の線路の接続部分を、このようなあまりよろしくない状態で繋いでいます。
高架線区間は、すべて高架橋付の線路に置き換えるつもりです。