前回までの作業では勾配曲線区間の内側の製作(下地塗装まで)を行いましたが、今回からレールの背後地の製作を進めます。
現在の曲線部分の背後地の状況です。
まずは、レールの外側に設置するスチレンボードの板を作ります。
余剰のC-280カーブレール2本の線引きの代わりに使用し、その外側をなぞり、スチレンボードに曲線を引きました。
その曲線に沿ってカッターでスチレンボードを切断しました。
この切断したパーツのうち、カーブの外側のパーツ(スチレンボードの板)を使用します。
切り出したスチレンボードの板を、レイアウトの貼り付けた曲線レールの外側に当てて、うまくはまっているか確認しました。
スチレンボードに引いたカーブの線が若干ずれてしまったためか、スチレンボード板と曲線レールの間に、一部で隙間ができてしまいました。
ここは、後で切り出したスチレンボードの下部分(隙間ができている部分)を分割すれば調整できるので、問題ありません。
切り出したスチレンボードの、レールと接する側から40mmの位置に等間隔でペンでマーキングをして、その点を結び線を引きました。
引いた線に沿って、カッターでスチレンボードの板を切断しました。
切断したパーツのうち、写真左側の板を、レールの外側に敷設する板として使用します。
切り出した曲線のスチレンボード板は現物合わせで架線柱用固定台と接触する部分を切り取り、上記のレールとの隙間を調整するために、下から90mm位置で分割しました。
写真は分割した二つのスチレンボード板を曲線レールの外側に仮置きした様子です。
前回切り出した直線部分外側のスチレンボード板ですが、レールと接する側から5mm幅で直線を引きました。
線を引いた側(レールと接する側)を線を引いた部分を被るように、ダークグレーの下地塗装を行いました。
曲線のスチレンボード板は、レールと接する側半分ぐらいをグレーで下地塗装しました。
工場を設置する部分角の部分にはすでにスチレンンボードの板を仮設置していましたが、この板も今回グレーで下地塗装しました。
とりあえず、今回下地塗装をしたスチレンボード板を全て仮設置した様子です。
工場の敷地から線路側を撮った写真です。
レール外側に仮設置したスチレンボードには、勾配区間のベースとして設置したサブテレインの隙間が丸出しになっています。
サブテレインの隙間は大きいので、スタイロフォームを詰めて埋めることにしました。
スタイロフォームの切れ端から、長さ30mm、幅5mm 程度のパーツを隙間の数だけ作りました。
スタイロフォームのパーツは、現物合わせで多少幅を削り、サブテレインの隙間に詰めてみました。
工場の敷地側から見た様子です。
スチレンボードを 詰めたことで隙間が一応埋まっていることは分かります。
まだ若干の隙間はありますが、そこは「ティッシュ+ボンド水溶液」やプラスター塗布で埋めることができるので問題ありません。
詰めたスタイロフォームのパーツで、長すぎて飛び出しているところはカッターで切断して高さを揃えました。
詰めたスタイロフォームのパーツの高さを揃えた様子です。
詰めたスタイロフォームのパーツを、タイトボンドで固定しました。
今回の作業が完了した状態です。
その上に、スチレンボードの板を仮設置した状態です。
まだ細かい作業が沢山残っているので、まだスチレンボードの板が固定しません。
ストラクチャー(工場設備や架線柱)を設置した状態です。
工場の塀は、とりあえずジオコレ製品のものをただ並べてだけですが、そろそろきちんと設置する場所を決めなくてはなりません。
今回作業した部分を銚子電鉄デハ701が通過する様子です。
今回はここまでです。