前回まで製作していた曲線部分の製作は一旦中断し、今回から直線勾配区間の製作を再開します。
当面は、この区間の背後地の緑地化・バラスト散布までの作り込みを目指します。
前回の作業では、直線部分端と曲線部分のスチレンボード板をタイトボンドで貼り付けましたので、直線末端部分へのプラスターの塗布が可能になりました。
まずは、 背後地一番外側、べ―スの発泡(サブテレイン)がむき出しになっている部分(凹み)にティッシュを詰め、ボンド水溶液を垂らして、凹凸をなだらかにします。
ティッシュとボンド水溶液で背後地の一番外側をなだらかにした様子です。
ある程度乾いた状態で次の作業に入ります。
写真では、右側の架線柱が立っている後ろ側、中途半端に茶色で塗装されている付近にプラスターを塗布します。
プラスターを塗布する部分以外は、全て紙でマスキングテープで止めて、養生しました。
最近、インターネットで模型を購入すると、箱の中に製品を保護するためにエアキャップの代わりに紙は大量に入っているのですが、その紙を大事に保管し、こうした養生のときに再利用するようにしています。
トミックスのシーナリープラスターを塗布する準備をしました。
今回は使用する量が少ないので、紙コップは1個のみ使用しました。
最初にシーナリープラスターの適当な量(少量)を入れスポイトで少しづつボンド水溶液を加え、かき混ぜながらプラスターも追加して調整しました。
予定した部分にシーナリープラスターを塗布しました。
この作業は夕方行ったので、そのまま一晩放置して、翌朝続きの作業を行うことにしました。
シーナリープラスターは、通常3時間程度で固まると言われていますが、自分の感覚では、塗布してから6時間程度は触らずに放置した方が良いように思います。
翌日、シーナリープラスターが乾燥・固まったことを確認し、茶色の下地塗料を塗りました。
数時間後、下地塗装した部分は乾きました。
全てに養生(紙とマスキングテープ)を撤去しました。
一応、うまくできたようです。
これで勾配区間直線部分の下地塗装が全て完了したことになります。
やっとここまでたどり着いたという思いです。
かなりのスローペースですが、作業はマイペースで進めます。
曲線部分の作業では、工場の敷地などのベース部分の製作がまだ中途半端ですが、ここの作り込みは一旦中断します。
架線柱の固定台を設置している部分は、ベースの発泡がむき出しになっていてみっともない状態です。
ここを、グレーの下地塗料で塗ることにしました。
極細の筆で塗装し ました。
写真にとり拡大してみるとかなりラフですが、実際は上に架線柱を立ててしまうので、ほとんど目ただず、問題ないかと思います。
ガーター橋に敷設したレールと、勾配区間に敷設したレールの接続部分の側面は、まだ未塗装の状態です。
ここの部分を、極細の筆で塗装しました。
塗料は水性ホビーカラーのレッドブラウンです。
勾配区間がガーター橋に接する奥の部分が下地塗装されていませんが、これは以前の下地塗装で養生したときのマスキングの後で、単なる塗り残しです。
そのため、ここも茶色の下地塗料で塗装します。
下地塗装は筆塗りですが、一応、製作の完了しているガーター橋側をマスキングテープで養生しました。
未塗装部分の下地塗装をしました。
レール側面の塗装は、しばらく放置した後綿棒とレールクリーナーでレール上部分を綺麗にしました。
レール側面塗装部分の清掃後の試運転です。
問題なく通過できました。
車両は京成電鉄の3000形です。