首都圏と成田空港を結ぶ特急「成田エクスプレス」は、2009 年10月にE259系が投入され、2010年7月以降は、全列車の運行はこの形式に統一されています。
横浜方面発着の列車の大半は新宿方面発着の列車と東京駅で分割・併合を行い、東京駅ー成田空港駅間は両者の併結運転が行われています。
(但し、新宿方面発着の列車の方は多いため、併結運転を行わない列車もあります。)
E259系は4M2Tの6両編成が基本となっていて、併結運転時は12両編成となります。
東京駅の横須賀・総武快速線の地下ホームでは、併結・分割作業が頻繁に行われています。
先行の6両編成は東京駅のホームの前寄りに停車した後、併結相手となる後続の列車が同じホームにゆっくりと進入してきました。
後続の列車は、先行の列車の手前で一旦停止しました。
その後、後続の列車は再び動き出し、ゆっくりと先行の列車に近づいてきました。
先行の列車のすぐ脇で、駅員さんが無線を持って待機しています。
後続の列車の運転手と連絡を取り合っているようです。
両者の顔が1枚の写真に納まる距離まで近づいてきました。
無線で話す駅員さんも忙しそうです。
両者の距離が 1m以内に接近してきました。
緊張の一瞬です。
両者の先端の連結器がうまく連結されました。
Nゲージならここで終わりですが、実車はまだこの続きがあります。
E259系の前面、真中の黒く塗装されている部分は貫通扉です。
併結部分ではこの貫通扉が真ん中から左右にずれて、その中に収納されている貫通幌が出されて相手の貫通幌と接合します。
写真では、貫通幌がしっかりと見えますね。
E259系の先頭部分では自動的に貫通幌を接続する機構(自動ホロ装置)が装備されているそうです。
成田エクスプレスの分割・併結作業は、非常に時間的な制約がある中、短時間でスピーディに行われています。
おまけ その1 成田エクスプレス側面の飛行機を イメージしたデザインです。
おまけその2、成田エクスプレスとは関係ありませんが、横須賀・総武快速線ホームのグリーン券の販売機です。
スイカ専用なので、紙のグリーン券を買うことはできません。