60系客車は、1949年以降に木造客車を鋼製客車に改造する形で登場した客車の総称で、「鋼体化客車」とも呼ばれています。
木造客車からは台枠・台車・自動連結器・自動空気ブレーキ機器などが流用され、鋼製の車体のみが新製され、約3,500両が導入され全国で括約しました。
本編成は、オハニ61・オハ61・オハフ61から成る3両編成ではくつる鉄道に導入されました。
全て、KATO製の単品です。
オハニ61 239
品番:5269
1950年から1955年にかけて製造された3等座席荷物合造車で、初期車はスハニ61として導入されましたが、ローカル線での牽引両数確保のため、1954年に荷物室の荷重変更が実施され、オハニ61に変更されました。
オハ61 767
品番:5266
オハ61形のうち0番台(1~1052)は、1951年以降投入された形式で、後にその一部がオロ61・オロフ61・オハ64などに改造されたり、緩急車化・セミロングシート化されました。
オハフ61 538
品番:5267
オハフ61形のうち0番台(1~795)は、1950年以降導入された三等緩急車で、初めて車掌室が車端に移され、客室との間に出入口が設けられました。
また、客車としては初めて尾灯が妻面の埋め込み形式で取り付けられました。
オハフ61車端部分の様子。