EH10は、東海道本線及び山陽本線の最大1,200t級の貨物列車牽引を目的として導入された、国鉄最大級の電気機関車で、国鉄としては唯一の8動軸機となりました。
本機が登場した1950年代前半は、東海道本線の電化工事が急速に進められていた時期ですが、大垣-米原間の10‰連続急勾配区間を含め、当日蒸気機関車の牽引により運用されていた1,200t級貨物列車を電気機関車牽引に置き換えるにあたっては、当時の最新鋭であるEF15でも出力不足であり、これを凌駕する強力な性能の電気機関車の導入が必要不可欠となっていました。
EH10は、動軸を8軸としたことで、22mに及ぶ車体は中央で2分割され、箱型の2車体を永久連結する特異な構造となりましたが、このスタイルはJR発足後に登場したEH500・EH200にも引き継がれています。
EH10は1954年から1957にかけて64両が製造され東海道本線などで活躍しましたが、1982年までに全車廃車となりました。
EH10 KATO旧製品
品番:3005-1
かなり以前に購入した製品ですが、品番は最新ロットと同じようです。
最新版はスカートの改良などがされているようですが、自分はこれで満足しています。
当機のマグネティックナックルカプラー交換の予定は、当面ありません。
車番は18号機を選択しました。
側面全体の様子です。
前面の様子。
反対側から撮った様子。
反対側、運転席付近の様子。
EH10試作機(1号機)
品番:A820
マイクロエース製の試作機です。
初期型はパンタグラフが中央寄りに搭載されているため、見た目の印象が量産タイプと大きく異なります。
台車の色もグレーです。
側面全体の様子です。
前面の様子。
反対側から撮った様子。
反対側、運転台付近の様子。