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【鉄コレ】遠州鉄道 キハ802

遠州鉄道キハ800形は、電化区間である同鉄道から非電化区間である国鉄二俣線(現:天竜浜名湖鉄道)西鹿島-遠江森(現:遠州森)間へ乗り入れ、直通運転を行うため、1958年に国鉄からキハ04の払い下げを受けたものです。

当初は、キハ04-6、キハ04-8の2両が譲受され、それぞれキハ801、キハ802として運用を開始しましたが、翌1959年には更に1両(キハ04-1)が譲受され、3両体制となりました。

譲受にあたっては、手動であった客用扉にドアエンジンを搭載して自動扉化されるなど、若干の改造が実施されました。

直通運転は当初は好評であったが、元々低出力で加速性能の低いキハ800形を高頻度化しつつあった二俣電車線(西鹿島線)で運行続けることには様々な困難が多く、その後直通客が減少したこともあって直通運転は1966年9月に終了し、不要となった本形式は全車とも1967年に北陸鉄道に売却されました。

鉄道コレクション第10弾で製品化されたキハ802は、1934年に川崎車両で製造されたもので、遠州鉄道譲渡時に機関を従来のDMF13からDMF17へ換装され、D211機械式変速機もTC2液体変速機に交換されました。

その後、北陸鉄道能登線キハ5211形キハ5211となり、1972年に筑波鉄道に譲渡され、キハ461となりました。

1977年に機関がDMF13Cに換装され、1985年に廃車、その後は愛好家団体による保存などを経て、2007年以降はキハ41307時代の仕様に復元されて、さいたまの鉄道博物館に保存されています。

↑ キハ802

↑ 前面の様子

↑ 側面の様子 その1

↑ 側面の様子 その2

↑ 側面の様子 その3

↑ 反対側 運転台付近の様子