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【鉄コレ】 いすみ200型 ①

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いすみ 200型はいすみ鉄道が開業した 1988年3月に導入された車両で、7両が製造されました。

富士重工業で開発された EL-CARⅡ(軽快気動車)で、明知鉄道・樽見鉄道・甘木鉄道・天竜浜名湖鉄道に導入された車両同様、車体構造の小型・簡素化・バス部品の流用によりコストダウンが図られています。

車体は 15m 級普通鋼製で、前面には貫通扉が設置され、側面窓は出入口扉隣が固定窓で、中間5組が上段固定下段横引き窓となり、片側2ヶ所(計4ヶ所)にある乗客用扉は全て折戸式。

機関は EL-CARⅡ標準の UDトラックス PE6H ディーゼルエンジンを搭載、台車は空気バネ式二軸ボギー台車で、片方のみがニ軸駆動の動力台車となりました。

運用では単行運転が基本ですが、朝夕の混雑時を中心に重連運転を行うため、全車総括制御が可能となっています。

車内は、導入当初は車体中央に固定クロスシート4組を配置したセミクロスシートでしたが、朝・夕通勤時混雑緩和のため、1989年から1992にかけてロングシートにロングシートに改造されました。

導入当初の形式名は 100型でしたが、ロングシート改造の際に改められました。

車体の塗装は、千葉県花の「菜の花」の黄色をベースに、山と海をイメージした青と緑の帯が巻かれました。

老朽化により 2010年以降廃車が始まり、現在は 206 号の1両が予備車として残っていますが、休車状態で運用されていません。

鉄道コレクションでは第 15弾で 205号が製品化されました。

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↑ いすみ205

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↑ 前面の様子

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↑ 側面の様子 その1

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↑ 側面の様子 その2

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↑ 側面の様子 その3

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↑ 台車の様子

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↑ 反対側 運転台付近の様子