若桜鉄道WT-3000形は1987年の同鉄道開業時に導入されたWT-2500形の更新・改造車で、3両が登場しました。
WT-2500形は、新潟鐵工所製のNDCシリーズで、4両が導入されました。
基本仕様は秋田内陸縦貫鉄道AN8800形と共通仕様ですが、こちらは暖地仕様とされました。
連結運転を考慮し前面は貫通扉が設けられ、運転席直後と反対側端に設置された客用扉は18m級NDCシリーズでは唯一折り戸式となり、扉間の側窓は上段固定・下段上昇式となりました。
車内は車体中央部に10組のボックスシートが設けられ、その他はロングシートとなりました。
各車両毎につけられた愛称(「さくら1号」~「さくら4号」)が前面貫通路上部に標記され、側面には沿線自治体のイメージイラストが描かれました。
各部品の老朽化に伴い、2002年から2003年にかけて3両が更新・改造工事を受け、エンジンや変速機・台車などの換装と車内各設備や客用扉などの交換・更新が実施され、WT-3000形となりました。(改造されなかった1両は廃車)
鉄道コレクションでは、このうちWT-3004(さくら4号)が第19弾で製品化されました。
↑ WT-3004
↑ 前面の様子。
↑ 運転席側側面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ 台車の様子。
↑ 屋根上中央部の様子。
↑ 反対側前面の様子。