一畑電気鉄道デハニ50型は、1928年から 1929年にかけて4両(デハニ51 - 54)が製造された、同鉄道の自社発注車で日本車両製造で製造されました。
1927 年に導入されたデハ1形をベースとしていますが、デハ1形とは異なり、客用扉は2ヵ所で荷物室も備えています。
制御方式は手動加速方式抵抗制御(HL制御)で、駆動方式は吊り掛け駆動、台車は日本車両製造 D-16 型を履いています。
4両のうち、デハニ51 は 1951 年デハ21 へ改造されたが 1994年に廃車、デハニ54も1967 年にデハ11 に改造され 1986 年に廃車となりました。
残るデハニ52・53 については、同鉄道の近代化が完了した 1998 年10 月以降は、数少なくなった昭和初期の車両として団体列車などに運用されてきましたが、2009 年のさよなら運転を最後に営業運転を終了しました。
鉄道コレクションでは、デハニ52 が第 12弾で製品化されています。
↑ デハニ52
↑ 前面の様子。
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ 台車の様子。
↑ パンタグラフの様子
↑ 反対側前面の様子。