叡山電鉄(京福電気鉄道叡山線)デオ300形は、同線初のカルダン駆動車両として1959年に2両が製造されました。
ころ軸受を使用した空気バネ台車や応荷重装置付きの多段式電動カム軸制御装置・AMA電空併用ブレーキなど当時の最新技術を取り入れられました。
これは、京阪線への乗り入れを意識したもので、最高速度も設計上は 100km/h となっていました。
車体は全長16.14m で、埋め込み式の貫通幌を備えた貫通扉を有した全金属製でした。
1978 年にはポールからパンタグラフ化されましたが、新性能・新機能が同線での運転や保守で扱いにくかったため、単行運転が主となり、1988 年に登場後わずか 30年で廃車となってしまいました。
鉄道コレクションでは、第8弾でパンタグラフ後のデオ301 が製品化されています。
↑ デオ301
↑ パンタグラフ側前面の様子。
↑ パンタフラフ側運転席側面の様子。
パンタグラフ付近の様子。
↑ 台車の様子。
↑ 側面と床下機器の様子。
↑ パンタグラフ反対側運転台側面の様子。
↑ 反対側の前面には、他の車両との併結を考慮してアノールドカプラーがついていました。