山陽電鉄 700形は、元は1947年に運輸省から割り当てを受けて導入した 20両の 63系通勤形電車(ロクサン型)で、当初は 800形とされました。
車番は 800形800 ~819 で、その後一部改良を受けながら、1949 年には番号の下二桁はそのままで形式を 700形と改められました。
その後、700形はそのほとんどが台車・機器を 2700形に流用する形で廃車となりましたが、702 - 709 の2両のみは 1964年に車体更新を受け、そのまま 1977年まで活躍しました。
更新といっても、小田急のような車体新造ではなく、旧車体を活用した補強であったため、小田急 1800形や相鉄 3000 系同様に前面のデザインが貫通化されて前照灯が埋め込め式となったものの、側面にウインドウ・シル/ヘッダーがあったり、通風器が箱型通風器となるなどの特徴もありました。
鉄道コレクションでは、この特徴的 702-709編成が第9弾で製品化されています。
↑ 702
↑ 709
↑ 702前面の様子。
↑ 702運転席付近側面の様子。
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ パンタグラフ付近の様子。
↑ 台車の様子。
↑ 703運転席付近の様子。