この秋に本格化予定の新レイアウト建設に向け、使用するバラストの種類を検討していましが、その トライアルを兼ねて、今回は車両基地の準備ができた一部分にバラスト散布を実施しました。
上の写真は、今回のバラスト散布の予定区域の実施前の様子。
茶色の渡り板から左側、側線が4線あるうちの真ん中の2線とその脇部分にバラストを撒きます。
今回使用するバラストは、モーリンの「Nバラスト(幹線用):NO431」です。
旧レイアウトでは、トミックスのシーナリーバラスト(ブラウン)を使用しましたが、バラストの粒が極端に大きかった他、その色が「茶色」というよりは「あずき色」に近く、実感味に欠け気に入らなかったです。
今回は、もう少し粒の小さい「モーリン社」製のバラストを使用しました。
幹線用(明るい灰色)にするか、準幹線用(もう少し暗い灰色)のどちらにするか最後まで迷いましたが、実際には使ってみなければわからないので、とりあえず幹線用(NO431)を選択しました。
とりあえず、購入したバラストを 100円ショップで購入した容器の中に全部入れました。
容器からスプーンでバラストをすくって、少しずつレイアウトに撒きました。
スプーンで撒いたバラストは、平筆で高さを均しました。
線路上では、枕木がバラストで埋まって見えなくならないように注意が必要です。
ちなみに、トミックスレールはレールの上にバラストをなんとか撒くことができますが、これよりレールや枕木(の高さ)が低い KATOのユニトラックは、レールの上にバラストを撒くことはできません。
今回散布する部分はそれほど多くはありませんが、それでも丁寧に作業したこともあり2時間近くかかりました。(特にレールの上の均しが大変です)
バラスト散布は結構面倒な作業なので、時間のあるときしかできないですね。
とりあえず、予定した範囲のバラスト散布を行った様子です。
この後は、ボンド水溶液でバラストを固める作業になります。
バラストが枕木の上に撒かれてみっともないので、これを一つずつピンセットや爪楊枝で取り除きました。
これも地味で非常に面倒な作業です。
バラストにボンド水溶液を垂らすと、バラストが動いて架線柱用の固定台の穴の中を塞いでしまう恐れがあるので、穴の部分にマスキングテープを貼りました。
ボンド水溶液のつくり方は、インターネットのブログや他のSNSなどで数多く紹介されていますので、それを参考に作りました。
お湯にボンドを木工用ボンドを入れて溶かし、それを水で薄めました。
分量を適当に行ったのですが、必要以上のたくさんの量を作り過ぎてしまいました。
ボンド水溶液には若干の中性洗剤を入れました。
スポイトを使い、ボンド水溶液を散布したバラストの上に垂らし、ボンドを固定させました。
今回撒いた場所全てに実施しました。
勢いよく垂らすとバラストが動いてしまうので、注意して行いました。
散布した部分全てにボンド水溶液を垂らし、バラストを固定させた後は、この状態で一晩放置して、バラストが乾くのを待ちました。
翌日、バラストが乾いていることを確認し、レールクリーナーと綿棒を使って、レールに付着したボンド水溶液や汚れなどを全て拭き取りました。
レールの清掃が終わった後は DE10 を使って試運転を行いました。
今回の散布区間も問題なく動きました。
今回のバラスト散布作業実施後の様子。
なんだか、想定したよりもバラストが明る過ぎるような気がします。
もう少し暗い色のバラストを選択すべきだったかも知れません。
もしくは、バラストとレール部分にウェザリングが必要かも。
バラスト散布区間の様子。
自分エアブラシを持っていないので、手作業でウエザリングしなければなりませんが、具体的にどうしようか検討中です。
側線末端のエンドレールの部分は、バラストを撒いたことでよりリアルになったような気がします。