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【鉄コレ】京都市交通局 2000形

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京都市交通局2000形は、1964年に5両がナニワ工機(現:アルナ車両)で新製されました。

車体は近代的な全金属製車体(鋼製)で、窓上下の補強帯を露出させないノーシル・ノーヘッダー構造かつ張り上げ屋根となりました。

車体長は11,300mmで、妻面は600形以来の伝統である傾斜角を備えたデザインとされ、妻面幕板中央には2段式の方向幕が取り付けられました。

ヘッドライトは方向幕の左右に1灯づつシールドビームが埋め込まれ、尾灯は制御灯と一体の灯具に収めて妻面に向かって左側窓下に配置されました。

主電動機は京都市電標準のSS-60形を台車各1基搭載し、吊り掛け式の駆動装置と組み合わせ、制御装置は単位スイッチ式間接非自動制御、ブレーキはSME非常弁付き直通ブレーキが採用されました。

2000形は、連結運転を考慮した特殊な装備が多かったことや、抵抗器の溶断事故が多いなど使い勝手が良くなかったことから持て余し気味となり、1977年9月の河原町・七条線廃止の際に全車廃車となりました。

廃車後は1両が静態保存となり、他の5両は伊予鉄道に譲渡されました。

鉄道コレクションでは、保存車となった2001が製品化されています。

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↑ 2001

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↑ 前面の様子

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↑ 側面の様子 その1

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↑ 側面の様子 その2

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↑ 側面の様子 その3

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↑ 集電装置の様子

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↑ 反対側 運転台付近の様子