モハ2230 は、元は南武鉄道のモハ108 で、モハ100 形グループの2次車として1928 年に製造されました。
南武鉄道では 1949年 3月に廃車になり、その後、クハ21として秩父鉄道に入線しました。
しかしながら、木造車の交代化進行に合わせクハ21は標準車体に載せかえられ、旧車体は弘南鉄道に渡り、1955年に国鉄払い下げの D-16と合わせて電動車化され、モハ2230となりました。
弘南で活躍した後、1961 年に同鉄道が昇圧化に伴い余剰となったため、モハ2230 は日立電鉄に譲渡されました。
日立電鉄への入線に際し、番号は変更されませんでしたが、車体中央にドアが設けられ、3扉車となりました。
その後、車体更新は行われ、窓が大きくなり2段窓化され、ベンチレータもガーランド形に改造されました。
モハ2230 は、1979年5月に廃車となったそうです。
鉄コレ第2弾でモデル化されたモハ2230 は、窓が2段になっていないので、おそらく日立電鉄導入後の、車体更新前の時代の姿をモデル化したものと思われます。
3扉車で、日立電鉄の標準塗色であった、下半分柿色・上半分クリーム色となっていて、片運転台です。
↑ モハ2330
↑ 前面の様子。
↑ 運転台付近側面の様子。
↑ 台車の様子。
↑ 側面の様子 その1
↑ パンタフラフの様子。
↑ 側面の様子 その2
↑ 反対側の前面の様子。