鉄道コレクションのデハ501 は、新塗装のデハ301 と合わせてオープンパッケージで製品化されたもので、デハ301 同様、第一弾で発売された旧塗装よりも細かな部分でより実感的に作られています。
実車は、元は近江鉄道で使用されたクハ23 で、1948 年に登場しました。
その後、同型のクハ25 とともに上田交通(現:上田電鉄)に譲渡され、電装化されてモハ2321 となりました。
当初は前面が非貫通でしたが、1962年に他の車両と編成を組むためにパンタフラフ側が貫通型に改造されました。
上田交通では、丸子線で活躍していたのですが、同線が廃線となった後、1972年に西武所沢工場で改造の上の銚子電鉄に譲渡されました。
銚子電鉄に入線した際、その前面は銚子寄りが非貫通型で外川寄りが貫通型、パンタグラフは外川寄りとなりました。
デハ501 は、車両長12メートルながら、4個もモータを装備し非常に力持ちでしたが、逆に消費電力もそれなりに大きく、デハ800 形の入線以降は予備車となり、1999 年には廃車となってしまいました。
↑ デハ501
↑ パンタグラフ側前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ パンタグラフ付近の様子。
↑ 台車の様子。
↑ 屋根上の様子
↑ パンタグラフと反対側の様子。