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【鉄コレ】 銚子電鉄 デハ701

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デハ700 形の 702・702 は、元は 1928年に製造された近江鉄道の電動貨車デユワ101・102 です。

1941 年に旅客用の半鋼製電車に改造され、同鉄道のモハ51・52 に変わりました。

もともと両運転台車だったのですが、1961 年に片運転台化改造が行われ、非連結側の正面は2枚窓ですが、連結側には貫通路が設けられました。

銚子電鉄には 1978 年に入線しましたが、その際に再び改造が実施され、再度の両運

転化と貫通扉の埋め込みが実施されました。

現在、デハ700 形の正面デザインが銚子側と外川側で異なるのはそのためで、銚子側が2枚窓・外川側が3枚窓となっています。

デハ700 形は、全長が15 m級の車両で、入線当時に同鉄道で活躍していた 11mクラスの車両と比べても大きかったのですが、後に入線したデハ 800形やデハ 1000形に比べると、若干小さいです。

パンタフラグは、既設運転台側の銚子寄りについています。

制御機器の関係で、ほかの形式との総括制御ができないため、朝ラッシュ時などに2連で運用されることが多かったのですが、701 は、1994 年12 月にワンマン化改造されているため、昼間の単行運用にも就いていました。

車体の塗装については、入線当初は、銚子電鉄の旧カラーで塗装されていましたが、1990 年に現在の紅赤色+黒褐色のツートンカラーに変更され、デハ 702については、2007 年 11月の点検・整備の際に青色ベースの旧塗装に再度変更されました。

しかしながら老朽化のため、伊予鉄道 800形2編成4両の導入に伴い、2010年に 800形とともに引退しました。

鉄道コレクションでは、第12 弾で製品化され、ワンマン化改造後の姿がモデル化されています。

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↑ デハ701

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↑ 銚子側前面様子。

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↑ 側面の様子 その1

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↑ 側面の様子 その2

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↑ 側面の様子 その3

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↑ パンタグラフの様子

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↑ 台車の様子。

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↑ 外川寄り前面の様子。